こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
30代SEがSE以外の職種に転職するのってありでしょうか?
なしですね…。
私も30代でSE以外の仕事に転職しましたが、半年でSEに戻りました…。
30代というと、エンジニアとして10年近くの経験を持つベテラン中のベテラン。
ひと通りの作業は一人でやれて、チームリーダーや管理職として活躍されている人もいる年代ですよね。
しかし、転職を考えるとラストチャンスな年代でもあります。
そんな30代のSEが、『同じSEとして違う会社に転職する』なら、全然ありです。
例えば、ソフトウェア会社のSEが、電力会社のSEというように、会社の業種だけ変わるイメージです。
あなた自身は、数あるSEの種類の中で、自分に合うSEに転職するパターンです。。
しかし、SE以外の職種に転職するとなると、かなりハードルがあがります。
私も30代で、SE以外の異職種転職をしましたが、散々な思いをしました。
今、思うとなんて無謀なことをしたんだろうと思います…。
SEとしての仕事がつらい…。
このまま働き続けるのは無理かも…。
だいご
私も昔は悩んでいました。眠れなくなる日も…。
あなたも同じ悩みを持っているなら、この記事を読んで「30代SEがどうするべきか」をじっくり考えてほしいです。
この記事は、実際に、異職種に転職して感じたことを赤裸々にまとめています。ぜひ参考にして、同じ失敗をしないようにしましょう。
30代から異業種(異職種)への転職は地獄
30代というと中堅SEとして各現場で大活躍したり、管理職として活躍されている人も多いんではないでしょうか。
そんな30代でもSEというと悩みはつきものです。
「今の職場の人間関係が嫌だ…。」
「なんで自分だけ評価されないんだろうか…。」
「定年まで働き続ける自信がない…。」
新卒で入社して同じ会社で働き続けると、長年一緒に働いている同僚とも、どこかうまくいかなかったり…。
がんばって仕事をしていても、上司に評価されなかったり…。
SEとしての限界を感じ、20代の頃から抱いてきた異業種への転職を考えてしまう気持ちもわかります。
私もあなたと同じように「SEをやめたい」ってずっと考えてましたし、SE以外の仕事をすべきだったと、ずっと悩んでいました…。
ストレスが溜まることだらけで、毎週日曜の夜は憂鬱な気分でした。
精神的にぎりぎりのこんな毎日を過ごしていたら、人生楽しくないですし、鬱になってしまいます。
なってからでは遅い。鬱になる前に、そんな状況から脱出すべきです。
では、具体的に何をするかというと、やはり「転職」です。
しかし、30代というと10年以上の経験をしてきている訳ですから、今までSEとしてがんばってきた経験がもったいないですよね。
あなたの素晴らしい経験を生かしてほしいと思っている会社は、たくさんあります。
SEにも色んなSEがあって、あなたに合うSEが必ずあるんです。
私も客先常駐SEから、社内SEやベンダーSEに転職しましたが、毎日が楽しくなりました。
私が3回の転職を決意した「きっかけ」は、次の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
あなたがやるべき事は、SEはそのままで異業種への転職です。
SEとして、違う会社に転職するんです。
私の恐ろしい経験から言うと、SE以外の異職種への転職は絶対オススメしません!
そんな私が、SE以外に転職して経験した『現実』を紹介します。
私が経験した30代から異職種転職の現実
僕は大学卒業後、大手SIerで10年以上働き、次に外資系企業の社内SEに転職しました。
この外資系企業の社内SEは良かったんですが、次に経験したのが、同企業の別職種でした。
商品販売と品質管理を担当している別の部署で管理職として働いたのです。
社内転職でしたが、今までのキャリアは給料として認められず。
むしろ、新しい部署の経験がないため、給料的にかなりがっかりな金額でした。
未経験とはいえ、「今までのSEとしての経験を考慮されない」のは切ないものでした。
しかし、社内SEとして転勤となるリスクもあった事と、外資系管理職としてキャリアを築いていけるかもしれない。
それは自分を成長させる良いチャンスかもしれないと考え決断しました。
前向きで良い考えだとは思ったんですが、甘かったですね…。
実際に管理職になってみると、未経験で覚えることだらけでしたし、部下の方が業務をよく知っている状態でしたので、部下に教えてもらいながら、必死に業務をやっていました。
上司なのに部下よりも業務をわかっていないという、がっかりな状態です。
惨劇の詳細は、次の体験記事に詳しくまとめていますので、参考にしてください。
この経験を通して思ったことは、「30代からは異職種への転職をするべきではない」ということでした。
異職種への転職をするなら、20代までです。
10年以上の経験があるにも関わらず、それを捨てて別の職種に転職するのは、本当にもったいない話です。
SEとしての経験を活かせる会社や職種は、世の中にたくさんあります。
今の職場が辛いからといって、IT業界から飛び出してはいけません。
30代から転職するなら同職種
SE以外の職種を経験して痛感したのは、30代から転職するなら同職種です。
SEとしての職種を変えなければ、会社は別にどこでもいいんです。
職種がSEであれば、今までの経験を活かせますし、さらにスキルアップができます。
そして、SEとしてキャリアアップしていける環境で働き続けることができます。
飲料、住宅などのメーカー、商社、電気、ガスなど、どの業種でも必ずIT関連の仕事があります。
大きい会社であれば情シスと呼ばれるIT部門が社内にありますし、中小であれば、総務でITの仕事をやっていたりします。
あなたも知っているように、SEにも色々な種類があります。そういった仕事を狙っていけばいいんです。
私自身が、色んなSEとして働いた経験は、次の記事にまとめていますので参考にしてください。
実際に現場で働いたこそわかる、各SEの良し悪しを赤裸々に書いています。
あなたに合うSEがないかリサーチしてみましょう。
30代の転職者に求められる能力
では、実際に転職する場合、採用側の企業としてどのような能力を求めているんでしょうか?
30代は20代と比べても、職場での責任範囲が違うことが多いです。
20代までは、開発能力(上流~下流工程まで)と、チームリーダーとしての能力が必要でした。
しかし、30代になるとチームリーダーの経験だけでなく、プロジェクトマネージャーや管理職としての経験が要求されます。
- 管理能力
- コミュニケーション能力
そこで発生するのが、実際にプロジェクトマネージャーや、リーダーとして働いていない人や、経験をしたことがないという問題です。
その場合は、職務経歴書や、面接での応答でうまく回答できるように準備しておく必要があります。
30代の転職先の探し方
では、30代の転職先の探し方はどのようにすればいいんでしょうか?
オススメは、転職エージェントまたは転職サイトです。
なかでも転職エージェントは、今までの職務経歴と希望職種などを登録しおくだけで、エージェントがオススメの転職情報を提案してくれるので、本業の仕事を続けながら、転職先を探すのに大変便利です。
私がいつも使っているオススメの転職エージェントを次の記事で紹介しています。
無料で相談に乗ってくれますし、給与交渉もやってくれるので使わない手はありません。
まとめ
ということで、30代SEが異業種への転職をする場合について解説しました。
30代転職というと、もっとも転職需要があり、良い会社に転職できる確率もかなり高くなります。
40代、50代で遅れて初めての転職をするよりも、30代のうちに転職を経験し、キャリアを築いていくほうが絶対にオススメです。
初めての転職を40代以上で経験するより、30代のうちに転職の経験を積み、新しい会社に慣れる力(適応力)や、職場が変わってもうまく世渡りしていく力をつけておく方が得策です。
採用する側の企業でも、40代、50代で転職未経験の人は、採用を見送る場合が多くなってきています。
30代からの早めの行動で、SEとしての素晴らしいキャリアを築いていきましょう!
それでは楽しいSEライフを!
現状に満足せず、より向上したいと考えることは大切なことですよね。
あなたの希望を叶える最初の一歩として、転職情報を集めましょう。
効率よく転職情報を集めるには、転職エージェントを使うことが必須です。
転職エージェントは、あなたの現在の市場価値を分析したうえで、あなたのスキルとキャリアに合う転職情報を提供してくれます。
しかも、無料でやってくれますので、使わない手はありません。
また、優良な転職情報は、求人を出した瞬間にすぐに決まってしまいます。
常にアンテナを張っておくことで、良い求人が出てくるのを待っている必要があります。
以下は、私自身が、いつも利用している転職エージェントです。
登録する際は、2か所以上に登録することで、世の中にあるSE求人を網羅できます。
※マイナビのプロモーションを含みます。
大手マイナビのITに特化したエージェントです。
20代、30代向けの求人に強く、求人数は1万件以上あります。大手にもかかわらずエージェントの質も完璧で、話が通じやすいところが素晴らしいです。
※レバテックキャリアのプロモーションを含みます。
IT業界に強い転職エージェントといえばレバテックキャリアです。
特化型であるため、エージェントの技術に対する知識も高く、自分の要望を良く理解してくれますし、大手エージェントでも持っていないような求人を持っています。
各社からの情報収集も時間をかけて行っているので、コネクションをしっかり作っていることを求人の内容から感じます。
また、転職成功させるためのアドバイスとサポートを多岐にわたってもらえました。