こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいごです。
今の職場がつらくて転職したいけど、本当に転職していいのかなぁ。。。
私も過去に相当悩みましたよ。でも、色々なきっかけがあり、転職を決意することになりました。
転職って本当に悩みますよね。
ファミコンみたいにセーブできて、失敗したらリセットできる人生だったら、いくらでも転職にチャレンジできるんですが、そうはいかないですよね。
すんません古くて(^^;
リセットしてやり直しできないからこそ、慎重に決断するというのは当然の考え方です。
慎重に決断するにあたって、決断するための大きな材料「きっかけ」がないと決断できないものです。
残業が多すぎて「うつの手前です」と医者に診断されるのもひとつのきっかけです。
上司のパワハラ、同僚とうまくやれない、色々な事情があり、「もう転職するしかない」という状況になるのもひとつのきっかけです。
では、転職相談員の私がどのようなタイミングで転職を決断したのか、自分の体験談を交えて話していきたいと思います。
あなたが行動できずに、悩んで悩んで無理して仕事して「うつ」になってしまったり、年を取ってから転職しようとするなんていうことがないようしなければなりません。
そんな後悔する状況になってしまう前に、自分で判断できるスキルをつけて、素晴らしいSEキャリアを歩んでもらいたいです。
SE転職のきっかけ
参考として、相談員の私がどんなことをきっかけにして3回の転職をしてきたのか見ていきましょう。
だいごの転職のきっかけ
私は、大学卒業後、大手SIer→外資系社内SE→外資系IT以外の管理職→ソフトウェアベンダーというように、転職をしてきました。
それぞれのタイミングで転職する決断をしてきたわけですが、そのきっかけは次の通りでした。
- 同僚と合わない
- 出張が増えた
- 転勤のリスク
- 良い転職情報が見つかった
- 組織変更
- 自分の成長
- 10年以上の自分の経験がもったいない
- 給料が割に合わない
- 良い転職情報が見つかった
という感じです。
一般的な転職理由と特に代わり映えしないかもしれませんが、実際に私自身が転職するきっかけとなったものです。
詳細な転職談は次のプロフィール記事にもまとめていますので、読んでみてください。
壮絶な過去をご覧ください!
ちょっと盛りすぎかもですが…(^^;)
それぞれのタイミングで職場での悩みをかかえ、転職を検討し、良い転職先が見つかったところで、転職を決断してきました。
「何かいい会社ないかなぁ~」くらいの気持ちで、本業と平行して転職活動をやっていました。
「転職活動やるぞ!」というように気合をいれずに、気楽な気持ちで始めるべきです。
世の中には星の数ほどの会社があります。あなたを待ってくれている会社が必ずあります。
私が考える一番ダメな考え方は、「有休使って、たっぷり休みを楽しんでから会社を辞めて、失業保険をもらいながら転職活動をしよう!」
という考え方です。
あなたが失業保険をもらっている数か月の間に、タイミングよく、いい条件の会社が見つかるとは思えません。
しかも、早く転職先を決めないと無収入になるなんていうプレッシャーのもと転職活動をしても、うまくいきません。
「入ってあげてもいいよ。」くらいの上からの気持ちで臨むべき、給与交渉で足元を見られます。
転職決断にあたって悩んだこと
今まで3回の転職をしてきましたが、その都度、ぱっと簡単に決断できたわけではありません。
人生を左右する大きな決断ですので、あなたもかなり悩みますよね。
私の場合、転職を決断する際に悩んだことは次の3つです。
- そもそも転職すべきなのか?
- 今の職場で改善できるものはないか?
- 我慢すれば時間が解決してくれないか?
1.そもそも転職すべきなのか?
転職はリスクもありますので、簡単にするべきものではありません。
本当に転職すべきなのか慎重に検討すべきです。
今の職場でかかえている悩みは何なのか、人間関係なのか、上司との関係なのかなど、自分なりに整理しておく必要があります。
悩みの内容によっては、転職する必要がないかもしれません。
2.今の職場で改善できるものはないか?
あなたの悩みは転職しなくても、今の会社で解決できることかもしれません。
人間関係であれば、配置換え、部署異動、転勤で解決できるものだったりします。
もし、残業が多いのであれば、上司に増員を提案するという対策もあります。
3.我慢すれば時間が解決してくれないか?
例えば、残業が多すぎるというのは、一定期間がんばれば収束してくるものではないでしょうか。
人間関係も、プロジェクトが終われば人が入れ替わるので悩みは解消されたりします。
一時期の悩みであれば、勢いで転職する必要はありません。慎重に行動しましょう。
私の場合、一時的な悩みではなく、社内では解決できないことがあった為、転職する必要があると判断していました。
保守サポート案件ばかりで、開発に携われない苦悩…。
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転職を決断してから悩んだこと
転職すると決めた後は、実際に転職活動を通して、色々な会社の情報を集めていく訳ですが、次に悩むのは、その会社に転職して良いか?という部分です。
「その会社に転職して良いか?」という悩みを判断するために、次の3点をもとに判断しました。上から優先度が高い順です。
- 家族を養える給料か?
- 自分の経験を活かし伸ばせるか?
- 上司の人間性は良いか?
1.家族を養える給料か?
やはり、妻も子供いますので「家族を養えるのか?」ということが一番優先度が高く、妥協できないポイントになりました。
給料は高いに越したことはありませんが、就職活動をしていると、なかなか給料が増えることはありません。低いか同じくらいの求人が多いものです。
そのなかで今の給料水準を維持しつつ、次の2つについてもクリアできる条件の会社を探しました。
2.自分の経験を活かし伸ばせるか?
今までSEとして働いてきた経験と知識を活かせるかということも、2番目に大切なポイントとして考えていました。
次に転職する会社が人生最後の会社とは限りません。
今後の転職を見据えて、どこでも働いていけるように自分の経験を積み重ねられて、さらに、伸ばせる会社かどうかも考えなけれなりません。
そのために、その会社でやっている業務の内容、必要なスキルなどを、募集要項や会社HP、面接の質問などで判断していました。
3.上司の人間性は良いか?
これは、実際に面接までいかないと判断できないことです。
面談に行くと必ず、面接官として、将来入社後に上司になる人がいます。
その人との面接でのやりとり、最後の質問を活用して確認していました。
基本的に職場の人間関係も上司の人柄を見れば、判断できますので、自分に合いそうな人か?人間的にできている人か?パワハラしそうか?などを判断していました。
実際に転職して感じたこと
3回の転職を通して感じたことは次の通りです。
- そんなに大変じゃなかった
- 中途採用で会社に入ると尊敬される
- 最初が肝心
1.そんなに大変じゃなかった
転職すると慣れるまで大変かと思っていましたが、実施に転職してみるとそこまで大変じゃない。
たしかに覚えることだらけですが、転職せずに仕事を続けていても、日々勉強なのは変わりません。
まわりの同僚や上司の名前を覚えたり、最初から人間関係の構築をする必要がありますが、それも最初だけです。
売り手市場でなかなか人が入らない時代ですので、中途採用を受け入れる側も、中途で入った社員を大切に扱ってくれます。
2.中途採用で会社に入ると尊敬される
他の会社から入ってきた社員を受け入れる側にとって、新しく入ってきた社員はどんな経験をしてきたのか、どういうスキルをもっているのか、ということがわかっていません。
入社後のコミュニケーションで少しずつわかってきますが、この人はタダものじゃない凄い人かもしれないという目で見られますので、人間関係を優位に築きやすくなります。
受け入れる側は、中途入社の社員を敵に回さないように、慎重に対応してくれますので、仕事も円滑に進められます。
3.最初が肝心
入社して最初の1か月は非常に大切な時期となります。
まわりの同僚や上司は、自分のビジネススキル(ホウレンソウなどの基本スキル)や、専門的なスキルを監視しています。
最初の1か月で「できるやつだ」という印象を与えられるかが、その後の仕事にも影響します。
この大切な1か月を集中して乗り切れば、その後の仕事が適当になっても問題ありません。
人の印象というのは大切で、「できる人」という印象だけ付けば、その後はどんなにしょぼい仕事をしても評価されるようになります。
転職先で気をつけるべきことは、次の記事にまとめています。
転職を成功させる方法
では、あなたが実際に転職を決意した場合に、どのように転職活動を進めるべきなのか説明しましょう。
ずばり、転職を成功させる秘訣は「IT特化型の転職エージェントを使うこと」です。
さらに、1社だけではなく、2社以上使うことで、エージェント毎の強みや弱みをカバーしあえるようにします。
私が転職活動する時は、必ずIT特化型の転職エージェントを2つ以上使って、世の中にある求人情報を網羅するようにしていました。
星の数ほどある大量の求人情報の中から、自分に合うする求人を探しだすのは大変ですが、転職エージェントがあなたに合う求人を探してくれます。
しかも、無料でやってくれるんですから、使わない手はありません。
私が、IT特化型の転職エージェントを使って、年収を10%上げつつ転職を成功させた方法は、次の記事で紹介しています。
3回の転職経験で習得した極意を余すことなく公開していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
転職というと非常に悩んでしまいますよね。。。
私自身も3回の転職をしてきましたが、それぞれのタイミングでかなり悩みました。
- SE転職のきっかけ
- 転職決断にあたって悩んだこと
- 実際に転職して感じたこと
- 転職を成功させる方法
この記事で説明してきたことを参考にして、転職すべきなのか、転職すべきではないのか?
そして、転職するとして、転職先をどのように決定していくのか、しっかり考えましょう。
職場で悩んで悩んで、体を壊してからでは遅すぎますし、「悩むくらいならまず行動」を意識したほうが人生はうまくいきます。
転職活動をやってみて、今の職場よりも良い条件がなければ、気持ちを切り替えて、今の職場でがんばることだってできます。
もやもや悩んでいるよりも、「今の職場って実は恵まれてるのかも…。」って思って仕事をする方が、がんばれますよ。
それでは、楽しいSEライフを!