こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
SEとして将来が不安なんですが、40代、50代ってずっと続けられるんでしょうか?
たしかに、悩んでいる気持ちもわかります。終身雇用もない時代ですし、若手もどんどん増えてきますからね。
Aさんが悩んでいる気持ちもわかりますよねぇ。
IT業界って要求されるスキルも経験も目まぐるしく変わっていきますし、10年後、20年後に働けるかって、すごく不安になりますよね。
かといって、転職すること自体もリスクを感じますし、どうすればいいのか悩んでしまいます。
「転職しても新しい職場についていけなかったらどうしよう。。。」
「給料下がったらどうしよう。。。」
「超絶ブラックだったらどうしよう。。。」
転職と言っても色んな不安があると思います。
これらの不安をいかに払拭させればいいのか、そして、転職した先にはどんな素晴らしい未来が待っているのか、解説していきます。
そして、SEとして不安を感じているあなたの悩みを解決しましょう。
今のままSEを続けるという選択
SEとしてがんばっているあなた!仕事は順調ですか?
給料も特に不満もないし、休みもとれてるし、「このまま同じ会社でSEとして働いていけばいいんじゃないかなぁ」と思っている人も多いでしょう。
順調であれば、わざわざ転職する必要はなさそうに感じますよね。
では、本当にそうでしょうか?
10年、20年後、あなたの年齢もあがり、同僚やお客様の年齢も変わってくるでしょう。
そうなった頃に次のようなリスクが、あなたの身の回りに起き始めます。
- 終身雇用の終焉
- 若手の台頭
- リストラ
- 偏ったスキルと経験
- 転職経験がない
なんか気持ちが暗くなってしまいますが、SEとして正しいキャリアを積んでいけば、大丈夫ですよ。
それぞれの項目について説明していきましょう。
終身雇用の終焉
ひと昔前、昭和の時代までは、終身雇用として、定年まで安心して働ける世の中でした。
どんなに仕事のパフォーマンスが低くても、首になることはありませんでしたし、年功序列で役職も給料も順当に上がっていく素晴らしい世の中でした。
しかし、今の世の中、そんな素晴らしいシステムは消滅してしまいました。
本当にうらやましい世の名でしたねぇ。。。
東証一部上場しているような一流企業でも、早期退職制度を活用して、定年前になんとか人を減らそうとしています。
もし、早期退職せずに図太く生き残っても社内失業となり、退職のプレッシャーと戦わなければなりません。
そんな時に限って、子供が大学に進学したりして、もっとも稼がなければならない時期だったりします。
若手の台頭
毎年、あなたの職場にも新人は入ってきますか?
え!?毎年入るなんて、素晴らしい会社ですね!
安定した大きい会社でなければ、毎年、新入社員を採用するなんてことは難しいもんです。
本当に素晴らしい会社にお勤めですね!
っと喜んでいられるのも今のうちですよ。。。
20代、30代のころは新しいプロジェクトのこととか簡単に覚えられたでしょう。
しかし、40代を超えると、新しいプロジェクトにアサインされても、覚えるのが大変です。
「頭の柔らかさは、経験でカバーするぜ!」
かっこいいですけど、実際、厳しいですよね。
管理職として、プロジェクトや人のマネジメントをする側に立てれればベストですが、その立場になれる人も一握りです。
客先常駐SEとして働いている場合、ますます、若手の脅威にさらされます。。。
お客様はSES契約する際、なるべく若い人に仕事を任せたいものです。
年上をマネジメントするなんて、あえてやりたくありません。
リストラ
先の項目でも触れましたが、年をとればとるほど、リストラ対象になる確率が上がっていきます。
世間的には、50歳以上から早期退職を募集する傾向が多く、この年齢で管理職に上がっていないような人は、肩を叩かれる確率があがります。
リストラ勧告に負けずに、図太く残ろうとしても、会社からの圧力は相当なものです。
直属の上司も自分の生活がかかっていますから、辞めさせようと必死です。
そうしているうちに、プレッシャーに押しつぶされて、精神的に病んでしまう人もいます。
鬱になんてなってしまったら、もっと大変です。
リスクどころの話ではありません。。。
偏ったスキルと経験
あなたは、SEとしてどんなスキルを持っていますか?
お客様や、携わるプロジェクトによって開発言語、開発環境、OSなど色んな種類がありますよね。
私の場合、悲しいことにC言語しか使えませんでした。。。
しかし、C言語を使うプロジェクトはたくさんありましたし、SIerでの仕事はC言語を使うプロジェクトが多く、プロジェクトにアサインされないという不安もありませんでした。
国家予算をつぎ込んだ巨大プロジェクトから、スマホの開発プロジェクトまで、ひと通りこなすことができました。
仕事的には安定していましたが、将来的な不安はありました。
「今、会社がつぶれたら転職できるんだろうか?」という不安です。
会社がつぶれるということは、自分のスキルを活かせるプロジェクトが業界から無くなってきているということです。
そうなると、
「新しい開発スキルが生まれてきているこの時代で、この偏ったスキルで大丈夫なんだろうか?」
という不安を感じ始めました。。。
転職経験がない
最後に上げられるのが「転職経験がない」ということのリスクです。
以前は、転職を繰り返している人は、悪い評価しかありませんでしたが、今はどうでしょうか。
人事の方々の声を聞いても、40代、50代まで同じ会社でしか働いたことがなく、他の会社で働いた経験がない人は、採用しないということが多いようです。
一つの会社で自分の人生を懸けて、一生懸命働いても、評価されないんです。。。悲しいですね。。。
懸念しているポイントとしては、「柔軟性がなさそう」とか「一つのやり方しか知らなそう」というところのようです。
40代、50代になってからリストラされ、こんな状態だったら悲惨ですね。。。
かなり厳しい転職活動となるでしょう。。。
給料も大幅に下がることを覚悟しなければなりませんし、SEとしてやっていけるかも怪しい状態です。。。
不安だからこそ転職という選択
あなたは転職っていうとどんなイメージがありますか?
真っ先に思い浮かぶのは、「給料が減るかも。。。」でしょうか。
それとも「ブラックだったらどうしよう。。。」とかですかねぇ。
人それぞれ、不安を感じる人もいれば、前向きに感じられる人もいるでしょう。
でも、転職に対する不安は、将来の不安と比べると小さなものです。
転職って不安もあるけど大丈夫だった
実際に、自分が転職して思ったのは意外と大丈夫っていうことです。
転職先でやっていけるか
私は、15年のSE経験の中で、社内転職1回を含めると、3回の転職をしてきました。
転職するたびに、会社の同僚はまったく別になり、一から人間関係を構築することになります。
この辺りは、SIerで客先常駐SEとして働いている時と変わらない為、特に問題はありませんでした。
あの頃も、プロジェクトが終わる度に新しい環境に異動して、人間関係を作り直すというループでしたし。。。
中途で入ると感じるのは、「経験者として尊敬され、期待される」ということです。
人が足りなくて採用しているということもあり、助っ人として入社してくれた「ありがたい存在」になれます。
入社してから現場のことを必死に覚えればいいんです。すぐに即戦力になれなくても、大丈夫です。
雇用条件が悪くなるかも
たしかに、これも不安ですよね。
せっかく転職に成功しても、給料が下がったり、土日出勤や、残業手当が出ないなんてことになっては、最悪です。
しかし、それも安心してください。
簡単に言うと、条件が合わなければ断ればいいだけなんです。
求人情報をしっかり吟味して、面接をして、給与交渉をしていけば、より良い条件を勝ち取ることはできます。
私も、転職する度に、年収を10%ずつアップさせることができましたし、新しいスキルの習得や、家族との時間を確保することができました。
私自身が年収アップを勝ち取ってきたノウハウは、次の記事で解説しています。
転職エージェントが不安を解消してくれる
転職することにリスクを感じている場合は、転職エージェントに相談するのも良い方法です。
エージェントは、各IT企業との強いコネクションを持っており、企業の内部事情や、転職していった人たちの情報をたくさん持っています。
例えば、次のような情報です。
エージェントが持っている情報
- 業務内容
- 必要とされるスキルと経験
- 書類選考や面接の状況
- 過去の中途入社の状況
- 残業や有休の消化状況
- 想定される給料
転職する際に、この辺の情報はクリアにしておきたいですよね。
クリアにしておかないと、後で後悔することになります。
その点、エージェントを使用することで、すべての不安に思っている部分をクリアにしてくれます。
あなたの状況に合わせて、転職エージェントを正しく使う方法を、次の記事で解説しています。
使い方を間違うとブラックに入ってしまう可能性がありますので、しっかり読んで有効活用しましょう。
SEとしての明るい未来
素晴らしい仲間との出会い
私自身、最初に働いた会社では、人間関係に悩まされていました。
- 上司や先輩からのパワハラが横行する職場
- 嫌がらせばかりしてくる同僚
どう頑張っても、脱出できないつらい毎日でした。
本当に鬱にならなくて良かった。。。よく耐えたと思います。。。
しかし、転職で状況は一転。
- 部下思いで仕事のできる上司や先輩
- 仲間思いの同僚
こんなに素晴らしい職場があるのか!と驚いたことを今でも覚えています。
中途で入社すると覚えることばかりで、なかなか即戦力として力を発揮できない日々が続きます。
でも大丈夫です。
チームとしてお互いを支えあう気持ちを、みんなが持っているんで、助けてくれるんです。
お互いに助け合い、時には、お互いに技術力で刺激しあえる仲間がいるんです。
他の開発案件がこんなに楽しいとは
私は、ずっと汎用系とか組み込み系というベタな開発案件しか、やったことがありませんでした。
技術的にも経験的にも偏ってしまっていて、マンネリと将来への不安を感じていました。
しかし、転職を機にインフラや、Windows系、Web系のプロジェクトを担当することが多くなりました。
今までやっていたことよりも、エンドユーザーに近いため、お客様に直接喜んでもらえたり、こちらから良いアイデアを提案できる醍醐味があります。
フルスタックエンジニアとして、インフラからバックエンド、フロントエンドへと、すべての部分を自分でやれるようになるんです。
そうすると、会社からの期待もかなり大きなものになってきます。
SEとしての明るい未来
SEって楽しいですし、やりがいがありますよね。
ITを駆使して人が困っていることを解決し、より快適で便利な世の中に変えていける醍醐味があります。
今の時代、どんな業界や仕事でもITが必ず関連していて、ITで支えられています。
ITとは縁遠そうな運送、土木、建築業界でも、IT化が進んでいて、ITなしでは成り立たない時代です。
だからこそ、ITを使いこなせるあなたは、重宝されますし、培った経験とスキルがあれば、色んな場所で活躍できます。
そして、これらもIT化は加速していき、SEの立場もより重要なポジションに変化していくでしょう。
そんな中、SEとして、活躍し続けられるのは、色んな現場で柔軟に対応できる人材です。
同じ会社で一つのやり方だけで、仕事をしているのではなく、色んな会社で色んなやり方を学び、経験していくことが大切です。
まとめ
というわけで、SEとして転職しないことでどんなリスクがあるのか。
そして、転職するリスクの解決方法を解説しました。
転職にマイナスのイメージがあったのは昔の話です。
今の時代、転職が当たり前ですし、SEならば特にその傾向があります。
あなたのスキルと経験を必要としている現場は、たくさんあります。
しかも、今よりももっと良い条件ですよ。
自分のSEスキルの幅を広げるためにも、転職をうまく利用して、成長をし続けましょう。
「現状維持は退化と同じ」という言葉をよく聞きますが、私も大切にしている信条の一つです。
現状維持するくらいなら変化がある方を選択していくことが、結果的にあなたの将来を明るいものにします。
どんどん行動して、SEとしての素晴らしいキャリアを歩みましょう。
それでは、楽しいSEライフを!
現状に満足せず、より向上したいと考えることは大切なことですよね。
あなたの希望を叶える最初の一歩として、転職情報を集めましょう。
効率よく転職情報を集めるには、転職エージェントを使うことが必須です。
転職エージェントは、あなたの現在の市場価値を分析したうえで、あなたのスキルとキャリアに合う転職情報を提供してくれます。
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また、転職成功させるためのアドバイスとサポートを多岐にわたってもらえました。