だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいごです。(⇒プロフィールはこちら)
「SEとして転職活動をしているんですが、職務経歴書を書く時に注意すべきことはありますか?」
職務経歴書は、SE転職においてとても大切な情報源になります。
採用担当は、あなたのことを何を知らない状態から、履歴書や職務経歴書から「どんな人物」なのか?
判断する必要があります。
もし、いまいちな職務経歴書だと、せっかく見つけた最高条件の会社から内定をゲットできません。
内定をゲットできれば、給料を上げたり、プライベートを充実させるチャンスが待っているのに、そのチャンスを活かせず失敗する可能性もあります。
そうならないためにも、本記事で解説する「職務経歴書を書く時に注意すべき点」をしっかり理解し、最高のSEライフをゲットしましょう。
SEにも色んなSEがあります。色んなSEとして働いてわかったことを赤裸々にまとめていますので参考にしてください。
これだけ読めば裏事情も全て丸見え!SEの種類とおすすめSE
SE転職の職務経歴書って重要なの?
職務経歴書の重要性
転職活動を開始すると、まず最初に準備することになるのが、次の書類です。
転職活動で必要な書類
- 履歴書
- 職務経歴書
- 転職アンケート ※転職サービスを使用した場合
履歴書は、あなたの生まれた時から学生までの人生、さらに簡単な就業履歴をまとめています。
対して、職務経歴書は、あなたのこれまでの業務経験を細かくまとめてある大事な書類になります。
- どんな会社でどんな仕事をどんな立場でやってきたのか?
- どんなスキルが使えるのか?
といった採用する側として大切な情報がつまっている重要書類になります。
面接もこの書類をベースに進めていきますので、あなたの魅力をしっかり詰め込んでおく必要があります。
職務経歴書がいまいちだと、面接も盛り上がらず、あなたの魅力を感じてもらえず、不採用という結果になってしまいます。
採用する側がどんな観点で見ているか?
では、具体的にどんな観点で採用する側の担当者は見ているんでしょうか?
この視点を理解せずに書くのが一番ダメなパターンです。
相手の知りたいことをしっかりカバーしておくことで、採用担当者の不安を払拭していく必要があります。
担当者は次のような観点で見ています。
担当者が見ているポイント
- どんな業務経験をしてきているのか?
- 即戦力として会社に貢献できそうか?
- うちの会社に合うのか?
- すぐに辞めないか?
これらのポイントをある程度満たした人が、めでたく採用を勝ち取るわけです。
ひとつでも合格点に達していないと、採用に黄色信号が点灯してしまいます。
安心して採用してもらえるように、分かりやすくあなたの経歴をアピールしていきましょう。
なお、転職の際に気を付けておくべきことは下記の記事にまとめていますので、こちらも参考にしてください。
職務経歴書の構成
職務経歴書は、一般的に次のような内容で構成されています。
職務経歴書の構成
- 職務要約(会社情報、職務経歴、活かせる経験・知識・技術)
- 資格
- 自己PR
最初に、あなたのこれまでの経験がわかる職務要約から始まります。
次に、所持している資格をアピールする欄となります。
資格を取得しているからといって、採用に直接結びつくわけではありませんが、評価はされますので、どんどんアピールしましょう。
採用企業の仕事内容と資格がマッチすれば、なお良しです。
最後に自己PRで締めます。
自己PRは、今までの業務で達成してきた素晴らしい実績を書きましょう。
私の場合は、3つの項目をいつも記載していて、面接では、そのうちの一つをアピールしています。
職務経歴書を書く時の注意点
職務経歴書の重要性と見られるポイントを踏まえて、実際に書く時の注意点を解説します。
採用担当者が読んだ時に、必要な情報が伝わるように書く必要があります。
そのためには、次のポイントに注意しましょう。
- どんな会社で働いてきたのか
- スキルをわかりやすく
- どんな立場で仕事をしてきたのか
- 時系列でわかりやすく
- 最後に自己PRでやる気をアピール
①どんな会社で働いてきたのか
あなたが今まで働いてきた会社の情報を簡潔に記載しましょう。記載が必要な情報は以下の通りです。
- 会社名
- 資本金
- 売上高
- 従業員数
- 事業内容
- 職務要約
会社の規模にもよりますが、これらの情報があれば、どんな経験をしてきているかも大体わかってきます。
だいご
大きい会社や知名度の高い会社であるほど、転職でも非常に有利になるのは止む負えない話です。
②スキルをわかりやすく
あなたが仕事で使っているスキルと経験度合いを分かり易くまとめましょう。
使用してきた開発言語、開発環境、OSなどの情報です。
採用担当者や、配属される側の現場担当者が、スキルを活かせるか判断できるように明確に記載するのが大切です。
③どんな立場で仕事をしてきたのか
あなたが、過去のプロジェクトでPLやPMの経験があり、リーダーや管理職としての素質があるかを判断します。
何人チームでリーダーをやった経験があるのか?というポイントで評価されます。
また、チームの規模も評価のポイントとなり、大きなチームで開発をした経験も評価されます。
④時系列でわかりやすく
あなたが携わってきたプロジェクトを、表を使って時系列で整理しましょう。
2,3か月しか携わらなかったプロジェクトや、採用企業側のスキルとマッチしないものは、省略してOKです。
その分、経験を活かせそうなプロジェクトの期間を長くして調整するとベストです。
⑤最後に自己PRでやる気をアピール
職務経歴書の最後に自己PRを載せましょう。
自分の中でアピールしたいポイントを3つ、具体的なエピソードを添えて説明するのがベストです。
実際に面接でアピールするのは、その中でもっとも貢献度が高かったエピソードにします。
職務経歴書の悪い例
ここからは、採用担当者に悪い印象を与える経歴書の特徴を説明します。
職務経歴書も普通に作れない人は、仕事もできません…。
仕事でドキュメントを作るときもそうですが、読む人の立場に立った書き方を心がけたいものです。
- 無駄な情報が多い
- 情報だだ漏れ
- スキルがマッチしない
- 枚数が多く長すぎる
①無駄な情報が多い
これは致命的です。
要点がまとまっていない書類を提出している時点で、不採用確定です。
採用担当者がどんな情報を求めているのか?
相手が求めている情報を的確に提供できることは、ビジネスの基本であり必須スキルです。
職務内容も、長々と長文で書くのではなく、短文を意識して記載しましょう。
②情報だだ漏れ
今まで携わってきたプロジェクトの機密情報を入れるのはNGです。
例えば、製品名などの固有名詞や、SIerとしてどこの会社の仕事を受注していたのか推測できるような情報です。
このご時世ですので、一般的な常識として、情報が洩れるようなことは絶対にやってはいけません。
この常識が当たり前に守れない人は、入社してからも色々を問題を起こすであろう印象を持たれてしまいます。
③スキルがマッチしない
職務経歴書に記載しているスキル類は、転職企業に合わせて微調整するのも手です。
募集しているスキルとあまりにもかけ離れている場合、不採用となる可能性があるので注意が必要です。
そうならない為にも、少しでも微調整して、近づけるようにしましょう。
やり過ぎは、入社後に自分の首を絞めるだけですが、少しなら入社してからリカバリー可能です。
④枚数が多く長すぎる
特に転職が多い場合や、関わったプロジェクトが短期間でたくさんある場合、長くなってしまいます。
しかし、いくら長くても5枚前後に収めましょう。
転職歴を省略するのは、経歴詐欺になるのでNGですが、携わってきたプロジェクトを省略したり、アレンジするのはOKです。
まとめ ~SE転職での職務経歴書~
というわけで、SE転職における職務経歴書の書き方について解説しました。
- 職務経歴書の見られるポイント
- 職務経歴書の書く時の注意点
- 職務経歴書の悪い例
職務経歴書を書く上で最も重要なことは、採用担当者に「即戦力として仕事ができそう」と思ってもらうことです。
即戦力と言っても、ロケットスタートではなく、新しい職場でのやり方を一生懸命に吸収し、一日でも早く戦力になってくれそうという意味です。
あなたの経験とスキルが、あまりにもずれていて、戦力にならなそう…。
転職が多すぎて、すぐに辞めそう…。
というような不安を感じさせない為にも、本記事で紹介したことを意識して、職務経歴書を作成しましょう。
なお、職務経歴書を作成したら、第三者にもチェックしてもらうのがベストです。
あなたの友達とかでもいいですが、結構、恥ずかしい部分もあると思うので、転職のプロに相談するのがオススメです。
転職エージェントであれば、書類の添削を無料でやってもらえますので、使わない手はないです。
だいご
しかも、エージェントは転職のプロ中のプロですから間違いありません!
次の記事で、転職エージェントを上手に使う方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
履歴書を通して、スキルと経験があると判断してもらえれば、後は、面談で「一緒に仕事したい!」って思ってもらうだけです。
ゴールはあと少しです。
完璧な職務経歴書を準備して、内定をもらって、SEとしてキャリアップしていきましょう!
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
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