だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
転職を考えているんですが、転職を成功させるには、どんなスキルが必要なんでしょうか?
だいご
Aさんの言う通り、転職先にあったスキルを持っている方が、転職に成功します。
では、実際にどんなスキルが必要なのか見ていきましょう。
IT業界はスキルの流行り廃りも目まぐるしい業界です。
新しい開発言語や、フレームワークが出てきては消えということを繰り返します。
また、システムエンジニア(SE)といっても、汎用機系、組み込み系、Web系など色々な種類に細分化され、それぞれに必要なスキルが違います。
スキルを習得すれば、副業で稼いだり、ヘッドハンティングされたり、収入アップにつながります。
じゃあ、スキルが無かったら転職できないんじゃ!?
だいご
大丈夫ですよ。安心してください。
今、あなたがスキルを習得していなくても、転職活動の中で、うまく専門スキルをずらしていくことで、転職に成功しキャリアップ可能です。
しかし、同じ会社で働き続けていると、同じスキルしか身に着けられない状況になります。
私自身も、SIerで働いている時は、ずっと、汎用機系や、組み込み系をやっていたので、C言語ばかり使っていて、新しい言語を学ぶ機会がありまえせんでした。
そういう意味でも、転職して、新しいスキルを付けられる場所に異動することは、将来的にキャリアアップしていくためにも有効な方法です。
では、それぞれのSEとして、どんなスキルが必要なのか見ていきましょう。
なお、本記事をご覧になる読者の方でよく懸念されるのが「社内SEはスキル不足になってしまうのか?」ということです。
そちらについては、次の記事で解説していますので、参考にしてください。
SE転職に必要なスキル
SEとして携わるプロジェクトにも色々な種類があり、それぞれ必要なスキルが異なります。必要なスキルは下記の通りです。
SEとして携わるプロジェクト毎の必要スキル
組み込み系
プロジェクト内容 | 家電やオーディオ機器、スマホなどの機材の中にあるチップで動作するソフトウェア(ファームウェア)を開発 |
---|---|
使用言語 | C、C++、Java |
開発環境 | Visual C++、Visual Studio、秀丸 |
Web系
プロジェクト内容 | インターネット上のサービス、サイト、スマホアプリを開発 |
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使用言語 | Java、JavaScript、HTML、PHP、Kotlin、Python、Swift |
開発環境 | GoogleApps、Github |
オープン系
プロジェクト内容 | 業務系のアプリケーションを開発 |
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使用言語 | Java、Perl、PHP、Python、VBA、.NET、Ruby、C#、C++ |
開発環境 | Linux、Unix、Windows |
汎用系
プロジェクト内容 | 保険、金融関係などで使用する大型コンピューター向けの業務システム開発 |
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使用言語 | COBOL、PL/I |
開発環境 | WinSCP、SQLDev、TeraTerm、XSP、AIM、Symfoware、LINDA |
SEの職種毎に必要とされるスキル
単純にSEといっても色々な種類のSEに分けられます。
それぞれのSEについて必要とされるスキルは次の通りです。
社内SE
担当業務 | IT以外の業種に属する会社のシステム部門やシステム担当として、社内システムのメンテナンスや改善、社内ヘルプデスクを担当 |
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必要スキル | PCスキル、NWスキル、VB、COBOL |
外資系SE
担当業務 | その名の通り外資系企業のSE。外資系のなかでさらに、社内SEやWeb系等に分類 |
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必要スキル | 英語 |
SIer SE
担当業務 | 顧客から要望されたシステムを受注し開発するSIerのSE。受注するシステムの種類も多岐にわたる。 |
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必要スキル | 特になし(特にこれというのはありません。すでに持っているスキルに合わせたプロジェクトにアサインされます。逆に言うと、目新しいスキルがつかない) |
なお、SEの仕事内容は次の記事にまとめています。
私が実際に現場で汗と涙を流しながら、仕事をした内容を赤裸々にまとめていますので、参考にしてください。
おすすめスクール
転職するにあたってすでにスキルがついていればいいですが、なかなかそういう場合だけではありません。
一番ベストな方法は、自分の持っている経験やスキルを活かせる会社やSEに転職することです。
しかし、今まで組み込み系でごりごりやってきた人が、スキルの違う業種に転職する場合、どうにかして新しいスキルをつけなければなりません。
その場合は、スクールを使いましょう。
おすすめのスクールは次の記事にまとめています。
スキルが必要ない転職についても説明していますので参考にしてください。
昔は、スクールでやっても現場では通用しないと言われていました。
しかし、最近のスクールは勉強する教材が現場での仕事にかなり合わせて作られているため、スクールでもついていけるレベルにはなれます。
スキルがない場合の転職活動
最初に言ってしまうと、40代を超えて経験なしは厳しいのが現実です。
30代までなら経験なしでも採用されます。
ただし、経験なしといっても、その開発言語を使ったことがないだけで、別の開発言語などの経験はある場合を指します。
つまり、ソフトウェア開発の経験があるかということです。
ある程度、開発の経験があると、他の言語にもすんなり入れるものです。
30代までの人は、自分のやりたいことを信じて、未経験でもどんどん転職しましょう。
自分のスキルを活かした転職か、最低でもスクールで勉強してスキルアップした上での転職をすべきです。
しかし、もっとおすすめなのは、現場に入って覚えるということです。
給料をもらってスキルアップできるなんて最高ではありませんか?
転職先での立ち振る舞い
では、スキルなし未経験の人が、転職先でうまく生き残っていく方法を教えましょう。
これを知らないと、転職先で初日から失敗します。
本当に基本的なことですが、下記の3点を守れれば大丈夫です。
3回転職し、各転職先で成功してきた私が保証します。
- 初心に戻る
- 何事も素直に聞く
- ほうれんそうを大切に
1. 初心に戻る
会社が変われば、あなたは初心者です。
スキルマッチしていれば、ある程度即戦力となるかもしれませんが、やはり、会社毎に仕事の進め方が違います。
会社になれるまでは、今までやってきた栄光は捨てて、初心に戻りましょう。
2. 何事も素直に聞く
受け入れる側は、あなたがスキルを持っていないことを知っています。
質問してくるであろうと、待ち構えていますので、どんどん質問しましょう。
自分で考えて、悩み続けると逆に「使えないやつ」というレッテルが貼られます。
このレッテルが貼られるとおしまいです。
人は、一度、その人に対して印象を持つと、そのイメージで見続けることになる為、イメージを払拭するのが大変ですし、払拭するには長い月日がかかってしまいます。
3. ほうれんそうを大切に
この言葉を知らない人はいないと思いますが、入社して最初のうちは、このスキルができるかどうか監視されています。
作業の進捗、抱えている問題など、タイミングよく適宜にできる人なのか?
わからないまま暴走してしまう人ではないか?という点です。
まとめ
以上、スキルがなくてもSEとして転職を成功させる方法を解説してきました。
私自身、3回の転職をしてきましたが、3回とも全く同じスキルを要求されて転職して来たかというと、まったくそんなことはありませんでした。
3回とも、スキル的には一部被っていますが、一部は初めて取り組むスキルでした。
- 大手SIer:組込み系(C言語など)、NWの知識
- 外資系社内SE:VBA、サーバーの知識、NWの知識、PCスキル
- 外資系非IT管理職:管理能力
- 独立系SE:.Net、C#、データベース、サーバーの知識、NWの知識、PCスキル
このように、少しでも即戦力で活躍できる部分を持ちつつ、足りないスキルを、現場で学ぶということが一番理想的ですし、採用する企業側もそういう考え方で採用しています。
あなたの持っているスキルを活かせる会社を探すには、やはり、転職エージェントに相談するのが一番です。
私もエージェントに相談して、今のキャリアを進められていますので、次の記事を参考にして相談してみましょう。
また、私自身が色んなSEとして働いて感じたことや、おすすめのSEについて次の記事で紹介しています。
記事の中でも紹介していますが、「社内SE」と「ベンダーSE」がおすすめです。
どんどん行動して、SEライフを楽しみましょう♪
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