だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいごです。(⇒プロフィールはこちら)
「SEが自分に合わないんですが、20代なら異業種への転職ってありですよね?」
結論から言うと、異業種に転職はありですが、異職種への転職はなしです。
つまり、SEという職種は変えずに、違う業種の会社に転職するのは”あり”ということです。
20代というと、SEになって間もない人から、7,8年目の脂の乗り切った中堅まで様々です。
SEとして適性があるか?やっていけるか?というのは、20代のうちに段々見えてきます。
私の場合は、自分の能力の低さを何度も痛感し、適正無いって確信した時代でもありました。
仕事が遅いことや、ミスで、いつも先輩や上司に怒られ、自信を喪失しまくってました。
自信がなかったころの話をまとめました。
だいごのプロフィール No.1
本当につらい日々でしたが、たまに当たりプロジェクトがあり、メンバーや上司が良く、仕事が楽しい時もまれにありました。
そんなこんなで、唯一、誰にも負けない忍耐力だけを武器に20代の8年間は、SEとして生き残ることができました。
だいご
今思えば、体調崩さずによく耐えていたなぁと自分に感心します…。
鬱にならなくてよかった…。
私のようにただ我慢するだけでなく、行動にうつせる人がうらやましいです。
20代であれば、まだまだ、他の業界に切り替えることも可能ですし、自分に合った仕事を探し求めることができる年代です。
これが、30代、40代になるとそうはいきません。
家族の存在があったり、住宅ローンを抱えていたりするので、リスクを伴く事ができません。
嫁ブレーキなんて言葉もあるくらいですから、行動を起こすのが大変になります。
というわけで、本記事では、20代でSEから異業種への転職ってありなのかについて、実際に行動を起こした人たちの実例も踏まえて、解説していきます。
SEほど、自由で給料が良くて、将来性のある仕事はありません。
他の業種に転職しても、出戻りしてしまう人が多いのも現実です。
そういった情報も踏まえて、20代のあなたがどうするべきか良く考えていきましょう。
20代でSEから異業種に転職の現実
SEをやっていた人が、20代で他の業種に転職するってよくあることです。
異業種というか、職種をSEから営業や、ビルメンなどの違う仕事に変える異職種のパターンです。
私自身も、SEを辞めて他の仕事をしてみたいって、ずっと思ってましたし、次々と同期が旅立っていくのを見てきました。
でも、実際に転職してみると、現実を思い知ることが多々あると感じています。
しっかり調べて、よく考えてから行動したつもりが、転職してみると違った…。なんて状態です。
実際に私の周りで転職した人を例に挙げて、異業種(異職種)の現実をお話します。
SEから営業に転職したA君
A君は、新人時代からすごく仲のいい友人でした。
同じ独身寮に入り、最初に同じプロジェクトチームにアサインされたのもあり、一緒にいる時間が長く、同期の中でも一番何でも話せる友人でした。
入社当時から、アクティブで先輩に気に入られるタイプで、順風満帆に仕事をこなしていました。
ところが、そんなA君も、SIerの洗練を受けることになります。
アサインされるプロジェクトが大規模な保守サポート案件ばかりで、いっこうに開発に携わることができません。
保守サポート案件ばかりで、開発に携われない苦悩…。
失敗した…。SIer(客先常駐SE)に転職する前に学ぶべき仕事の特徴とデメリット
限界が来たA君は、ついに転職を決意。
開発スキルがままならない為、高い行動力を活かして営業系の仕事に転職しました。
しかし、転職先で現実を思い知らされます。
サービス残業の嵐、ノルマに追われる生活で、数年で、SEに戻ることに…。
SEからビルメンに転職したB君
私が20代の頃に、同じ部門で一緒に仕事をしていたB君。
一緒のチームになって開発をすることはありませんでしたが、地元が同じということで意気投合。
しかし、SEとして適性が無いのか、先輩に怒られまくる日々。
そして、先輩からのパワハラに発展し、ついに限界でSEをリタイヤへ…。
2chが好きだったのもあり、SEからビルメンへの手堅い転職を選択した彼でした。
仕事は楽になったものの、給料の低さに失望する日々。
独身を謳歌しているので、家族を養わなけらばならない心配はないですが…。
逆にレストラン店員からSEに転職したC君
C君は、私が社内SEをやっていた時に、同じ店舗で働いていたイケメンでした。
店舗では、レストランの店員として社員ではなく、アルバイトとして働いていました。
20代後半でアルバイトという時点で、かなり厳しいんですが、ここから人生の転機が。
SEに憧れていたC君は、たびたび私のところにきて、SEの良さや、SEになる方法を相談。
刺激を受けた彼は、ついに行動を起こします。
職業訓練校でお金をもらいながら、SEになる道を選択するのです。
20代で若いというのもあり、訓練校を卒業したあとは、大手SIerへの転職に成功。
待遇は、アルバイトから正社員ですから、それだけでもかなりのランクアップです。
自信をなくした20代SEの生き残り方
ここからは、15年以上、SEをやってきて、さらに3回の転職を通して感じた本音を書きます。
20代のSEとして自信を無くしたあなたは、しっかり読んで欲しい。
20代のあなたが生き残り、今後の人生を少しでも良いものにしていくポイントは、次の2つです。
- おすすめは社内SE
- 20代であれば異業種もあり
①おすすめは社内SE
この記事を読んでいるあなたに、一番伝えたいのがこれです。
もし、自分に適性がなくて悩んでいるなら、社内SEに転職するのが一番おすすめです。
社内SEであれば、コアなITスキルや開発スキルは必要ありません。
ITスキルを使って、ITで困っている人を助けたい。
そういった気持ちがあれば社内SEとしてやっていく道が必ずあります。
ただし、注意が必要なのは社内SEといっても求められるスキルにばらつきがあるということです。
そのため、募集要項をしっかり確認することと、採用面接の中で、具体的な作業内容と求めるスキルを確認する必要があります。
多くの場合、それほど高いスキルは求められず、ITが若干得意というレベルでも、SE経験者として採用されます。
②20代であれば異業種もあり
ITスキルを使って誰かを助けたり、サポートすることに魅力を感じないあなたは、SE以外の仕事に就くのもありです。
20代であれば、未経験で採用される職種はたくさんあります。
第二新卒や、入社3年以内に辞める人も増えてきていますので、一から出直すチャンスも十分あります。
これが30代になってしまうと、厳しくなってきます。
なぜなら、30代の中途採用は、即戦力が確実に求められてしまうからです。
一から出直す気持ちで一生懸命がんばる。なんていうことも通用しません。
今なら間に合います。
これまでのSE経験が無駄になってしまうのは、残念ですが、これだっていう仕事に切り替えていきましょう。
20代SEの異業種転職 ~まとめ~
というわけで、20代SEが異業種に転職するのはありなのか?
という質問について、経験をふまえて解説しました。
大事なことなので、もう一度いいますが、異業種の同職種への転職はありです。
業種は同じでも、違ってもどちらでもOKですが、異職種を選ぶことだけはやめましょう。
今まで、SEとして何年か経験してきたんですから、その経験を活かせる仕事を選びましょう。
次の記事でも解説していますが、SEの種類も色々あります。
SEとしてやっていく自信がなくなっても、生き生きと楽しく働けるSEが必ずありますので、良く考えて行動しましょう!
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
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