だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
社内SEに転職が決まりそうなんですけど、転職先で失敗したくないんです。
どんな風に仕事をすればいいかアドバイスないでしょうか?
だいご
転職おめでとうございます!
私の実体験から社内SEとして成功する方法をお教えしましょう!
本記事では、私が実践した社内SEとして成功するための方法を紹介しています。
私自身、この方法によって、会社から評価され管理職にキャリアアップできました。
社内SEは他のSEと違う部分が多々ありますので、その違いをしっかり意識していないと、あなたの仕事は評価されません。
社内SEの具体的な仕事内容については、次の記事を参考にしてください。
せっかく、入社したのにあっという間に、窓際に。。。
なんて事にもなりかねません。
怖いことですが、私自身も、そんな人を何人も見てきました。。。
あなたには、そんな風になって欲しくありません!
社内SEは、非IT企業の情報システム部や、経理と兼任して仕事をすることになりますので、少数精鋭で仕事をすることになります。
その為、一人ひとりが仕事のパフォーマンスをしっかり発揮して、チームとして仕事を進めることが重要になります。
社内SEとして仕事をしているあなたも、これから社内SEに転職するあなたも、ぜひ、これらの方法を参考にして、楽しいSEライフを送って欲しいです。
社内SE(情シス)が成功する方法
IT技術が目まぐるしく変化する中で、会社のIT力を引っ張っていく立場になるのが情報システム部の社内SEです。
会社を引っ張っていく上で、部署を超えて動く必要があり、社内SEは特にコミュニケーション能力を要求されるポジションになります。
では、具体的にどんなことに注意して働く必要があるのか、全体、自分、同僚、上司、他部署、会社という視点に分けて、成功する方法を説明します。
成功する方法:全体
1. 最初が肝心
成功する方法の全体として、「最初が肝心」をあげました。
新しい職場で仕事をする場合、とにかく最初が肝心なんです。
最初に「こいつはできる」という印象を与えられれば、その後、適当に仕事をしていてもなんとかなります。
ミスも許される神の領域に達します(^^;
また、最初の3日間、3週間、3か月というスパンで大切なものも変わってきます。
それぞれの時期に応じて、一点集中で注力していきましょう。
最初の3日:ほうれんそう
なんだそんなことかぁ。と思ってしまう人もいるかもしれません。
ビジネスの基本中の基本ですね。
作業指示をしてくれる上司または、先輩にあたる人とのホウレンソウです。
作業指示を受けたら、作業の進捗状況や問題点などを定期的に報告しましょう。
どのくらいの頻度で報告すればよいかは状況によって変わってきますが、出勤して仕事を始める前、帰る前はホウレンソウしましょう。
最初の3週間:同じ部署の人と打ち解ける
ホウレンソウが軌道にのってきたら、同じ部署の人と仲良くなっていきましょう。
仕事をしているとわからないことが多々でてきます。
中途で入ったんだから、即戦力として質問もなくどんどんやってくるという期待もあるかもしませんが、遠慮なくどんどん聞きましょう。
人それぞれ詳しい部分は違いますので、同じ人ばかりに聞くのではなく、色んな人に積極的に聞きまくりましょう。
そして、質問を通して、色んな人と仲良くなっていきましょう。
隣の席であれば、世間話で会話することはあるでしょうが、離れた席の人と話す機会にもなりますので、質問を使ってコミュニケーションしていきましょう。
最初の3か月:他部署に名前を売る
部署内での仕事が軌道にのってくると、他部署の担当と関わる仕事を任されるようになってきます。
社内SEとして仕事をしていく上で、他部署の協力は欠かせません。
「新しいシステムを導入する!」「システムを止めてメンテナンスしたい!」などなど、社内SEだけで、できる仕事ではありません。
関連部署にシステムの使い方を覚えてもらったり、システムの使用を止めてもらったり、お願いすることが多々あります。
その為にも、自分の名前と顔をいち早く覚えてもらいましょう。
覚えてもらうことで、社内SEとして仕事を進めやすくなりますし、周りからの評価もあがります。
成功する方法:自分
2. ToDo管理
これも仕事をする上で、基本的な方法ですね。
たくさんの仕事をリスト化し、優先度と緊急度から対応する順番を変えていきます。
優先度と緊急度の高い仕事から着手していくことが大切です。
3. ビジョンを描く
仕事でもプライベートでも、1年後、3年後、10年後というスパンで自分がどうなっていたいか、ビジョンを描きましょう。
長期スパンのビジョンを明確にもっていることで、日々の目標も変わってきます。
目標をひとつひとつ達成していくことで、10年後自分がなりたかった状態になれるようにしましょう。
その為にも、まずは年単位でのビジョンを明確に掲げましょう。
私の場合、「1年後:リーダーとして人にアドバイスできるスキル習得」「3年後:課長になる」「10年後:独立」というビジョンを持っていました。
4. 刃を研ぐ
ToDo管理で優先度の高い仕事からやる以外に、もっと大切なことがあります。
「七つの習慣」でも述べられていますが、「刃を研ぐ」ということに時間をさきましょう。
社内SEとして会社を引っ張っていくには、ITのプロでなくてはありません。
プロで居続けるためには、自分のスキルや知識を伸ばしいていくことが大切になります。
日々、勉強やリサーチなどを行って、だれにも負けない社内SEとして、成長を続けましょう。
その為にも、日々の仕事に追われてしまってはいけません。成長につながる時間を確保するようにしましょう。
例えば、午後1~2時の眠くなる時間は、自己成長の時間に充てるなど、検討しましょう。
勉強の時間は、楽しいものですので、午後一にやると目が覚めてお勧めです。
なお、自分の成長について「社内SEのメリット」でも説明していますので参考にしてください。
成功する方法:同僚
5. わからないことはどんどん聞く
前述した内容と少しかぶりますが、わからないことは遠慮なく聞きましょう。
聞く前に、ある程度自分で調べておくことは必要ですが、時間をかけ過ぎても良くありません。
質問すること自体も良いコミュニケーションの機会になりますので、遠慮なく聞くようにしましょう。
また、同じ人ばかりに聞くのではなく、色んな人に聞くことも忘れないようにしましょう。
6. みんな忙しい
みんな、仕事を抱えていて、忙しいということを忘れてはいけません。
相手のことを考えずに、ずけずけと会話を振ったり、相談したりする人がいますが、いい気持ちはしません。
仕事中の相手に割り込むタイミングは、ちゃんと考えましょう。
相手がトイレから戻ってきたタイミングとか、事前に「10分ください。」とお願いしておきましょう。
また、質問などの話を聞いてもらっている時は、忙しい時間を割いてもらっているわけですから、メモを取るなど一生懸命に聞くことが大切です。
7. 感謝の気持ち
会社に限らずもっとも大切なことかもしれません。
色々と質問に対して教えてもらった時、お願いを聞いてもらった時は感謝の気持ちを表しましょう。
また、普段の何気ない会話の中でも、昔、助けてもらったことや、今、順調に仕事ができているのは、あなたのおかげですという気持ちを言葉にして伝えましょう。
人は、感謝の気持ちを忘れない人には、ずっと手を差し伸べていきたいという気持ちが生まれます。
その場限りで、忘れてしまう人がいますが、感謝の気持ちを持ち続けましょう。
8. みんなが働きやすいように考える
会社で働くということは、チームで働くということです。
チームみんなが働きやすい環境となるように、仕事のプロセスや業務のルールなどを最適化していきましょう。
あなたの会社でも無駄なものってありませんか?
不要な事務処理の紙や、ルールの統一されていない共有フォルダ、メーリングリストの運用などなど、仕事をする上で改善すべきポイントってたくさんあるはずです。
昔からやっているから。。。こうやれって言われているから。。。
それって見直すべきですし、改善してみんなが働きやすい環境にしていくべきです。
成功する方法:上司
9. 心配させない
ホウレンソウの大切さはあなたも分かっていると思いますが、その加減って難しいですよね。
私がホウレンソウをする上で気を付けているのは、『上司に心配させない』ということです。
初めのうちは、現在の状況や、問題点など頻度が多いくらいにホウレンソウしてもいいかもしれません。
それによって、この人はホウレンソウできる人だというイメージができあがります。
入社してすぐのころは、
「放置しても大丈夫な人なのか?」
「信頼できそうな人か?」
という視点で疑って見られています。
この疑いを早い段階で晴らすためにも、最初こそ、多めのホウレンソウを意識しましょう。
10. アピールする
毎日、もくもくと仕事をすればいいというわけではありません。
上司も忙しいので、部下の仕事の成果を見ていいるような余裕はありません。
自分の仕事の成果は、しっかりと上司にアピールしましょう。
日本人はアピールが苦手といわれていて、難しいと思うかもしれませんが、がんばっているのに評価されない方が嫌ですよね。
嫌らしいくらいにがんがんアピールしていきましょう。
11. できないと言わない
上司からの依頼に対して「できません」ということは言わないようにしましょう。
仕事がたくさんありすぎて、依頼をやる時間がないというのはわかります。
しかし、状況を報告し、「他の作業を止めればやれます。」というような代案を提示するようにしましょう。
12. 上司の仕事をとる
将来的にキャリアアップしていくために、そして、今の仕事を成功させるには、上司の視点が必要です。
組織を成長させていくために、それぞれのメンバーが何をやるべきなのか、どう動いたら一番良いのかわかっているのは、あなたの上司です。
上司の視点を持つために、最初のステップとして、上司がやっている仕事を覚えて、自分でやってみましょう。
成功する方法:他部署
13. 積極的に関わる
会社の中には色々な部署があり、それぞれの部署で成長するための施策を一生懸命に検討しています。
社内SEとして、ITの観点からサポートできることを積極的にやりましょう。
意外と多いのが、「社内SEに迷惑をかけずに自分たちの部署でなんとか解決しよう」とがんばってしまう状態です。
ITサービスを自力で取入れたりするのですが、せっかく社内にIT専門部署があるんですから、どんどん使っていくべきですし、社内SEとしてもどんどん使ってもらいたいところです。
そして、空いた時間をそれぞれの部署で有効に使ってもらった方が、会社全体としてメリットが大きくなります。
社内SEとして他部署の動向に積極的に絡んでいきましょう。
14. 悩みを解決する
積極的に他の部署に絡んでいった上で、部署が抱えている悩みを引き出し、解決していきましょう。
日本人は我慢が得意です。不便だと思っていることも、不平不満を言わずに続けていることがあります。
特にIT関連のことは、こういうもんだと思って我慢して使っていたりします。
普段から、コミュニケーションをとって色んなことを言いやすい関係を築きましょう。
そして、些細なことでもいいので改善できそうなことを引き出しましょう。
この些細なことが、大きな利益を生み出すきっかけになったりします。
15. 提案する
社内SEは受け身ではいけません。
社内のITのプロとして、ITコンサルタントとして、社内業務の改善提案を積極的に行っていかなければなりません。
積極的に他部署とコミュニケーションをとって、積極的に行動することで、社内で顔と名前が売れていきます。
その結果、社内での発言力を強くなり、会社を変えていく際に動きやすい環境ができあがってくるのです。
動いて動いて、一目置かれるようになっていきましょう。
成功する方法:会社
16. 会社のビジョンを大切にする
会社を成長させるための大切なビジョンである、経営理念や、経営方針などに従って、仕事を進めましょう。
社員全員が同じ方向を向かなければ、会社は成長できません。
方向性を間違わないためにも、ビジョンを大切にしましょう。
会社の成長が自身の成長につながってきますし、会社が成長することで、情報システム部も大きくなり、色々な技術を学んだり、管理職として組織を管理する機会がうまれていきます。
そして、最終的に自分の経験と成長に結びついてきます。
17. 会社のためにできることを考える
会社のビジョンや経営方針を達成するために、IT部門として、社内SEとして何ができるのか、常に意識しましょう。
意識しておくことで、前述した提案や悩みを解決するといったことにつながっていきます。
18. 会社の業務を変える
日々の業務について、なんでこういうやり方なのかという意識を常に持ちましょう。
単純な事務処理でも、昔からこうやっているからではなく、そもそも何でそのやり方なのか、理由を考えましょう。
常に意識しておくことで、業務の無駄や改善すべきところを見つけ出し、改善を進めましょう。
まとめ
というわけで、社内SEが成功する方法を説明してきました。
改めて、社内SEが気になってきたあなたには是非、次の記事も読んで頂きたいです。
すべて、3年以上の社内SE経験の中で、私自身が意識してきたことです。
これらを意識して実践することで、管理職としてキャリアアップすることもできました。
SEというと、机に座ってずっと仕事していそうなイメージがあるかもしれませんが、実際は違います。
逆に机に座っている暇があったら、現場での情報収集をすべきというのが、大切な考え方だったりします。
自分で情報を集め、積極的に会社のためにできることを実践していきましょう。
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
現状に満足せず、より向上したいと考えることは大切なことですよね。
あなたの希望を叶える最初の一歩として、転職情報を集めましょう。
効率よく転職情報を集めるには、転職エージェントを使うことが必須です。
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