IT業界でお仕事をされている特赦のみなさんは、SEとして仕事をされているんでしょうか?
それとも、プログラマー(PG)として仕事をされているんでしょうか?
IT業界としてよくあるのが、「SEとして採用されたのに、実際に現場に行ってみるとプログラマーだった。。。」というお話です。
SEとプログラマーでは、作業と責任範囲が分かれており、将来を見すえた自分のキャリアを考えても不利な場合があります。
残念なことに給料も違います。。。
本記事では、プログラマーとSEについて、色々な面での違いを見ていきたいと思います。
そして、みなさんにとって、どんな働き方がベストなのか、どうしていくべきかを、説明していきます。
プログラマー(PG)からSEに転職して年収100万アップ!
結論から言うと、プログラマーからSEに転職すると、年収が100万円以上アップします。
おぉ~、これはすごい。
100万円となると、毎月8万円くらい多く給料をもらうイメージです。
こんなにおいしい話はありません。
お金だけではなく、就職先の幅も広がります。
プログラマーからSEに転職しない理由がみつかりません。
プログラマーとして働きつつ、すぐにでも、転職サービスに登録して、SEとしてのキャリアを詰めるようにするべきでしょう。
その理由を見ていきましょう。
プログラマーとSEの職種の違い
まずは、プログラマーとSEの職種の違いを見ていきましょう。
ソフトウェアを開発する際、ウォーターフォールモデルと呼ばれる開発方式を採用する場合が多いんですが、この方式ですと要件定義から始まり、外部設計→内部設計→実装というように運用テストまで時系列で各工程進んでいきます。
- 要件定義
- 外部設計
- 内部設計
- 実装(コーディング)
- 単体テスト
- 結合テスト
- 総合テスト
- 運用テスト
SEは①~⑧のすべての工程を担当するのに足しして、プログラマーの担当範囲は、実装と単体テストだけです。
特に①については、ソフトウェアを使用するユーザーからの要望をソフトウェアの機能に落とし込む必要があり、非常に大切な工程になっています。
この工程でお客さまのやりたいことを、聞き出し、ソフトウェアでどう実現できるかを判断し、できるものとできないものを調整することになります。
①要件定義から始まり、少しずつブレイクダウンした設計書を作成していき、③の内部設計で作成した設計図をもとに、④実装を行います。
プログラマーは④から担当するので、特にお客様の要望などを聞く必要はありません。③で固まった処理をソースコード化するイメージになります。
プログラマーとSEの給料

プログラマーとSEでは、作業分担の範囲が違います。
作業分担が違うということは、責任の範囲も変わってきます。
多くの場合、SEはプログラマーに仕事をお願いする(管理する)ことがある為、チームリーダーであったり、プロジェクトマネージャーであったり、ストレスの多い仕事であることが多々あります。
では、作業分担と責任分担が、明らかに違うプログラマーとSEでは給料に違いはあるんでしょうか。
生きていくうえで、キャリアアップとかスキルアップとかも大事ですが、やはり一番大事なのは給料です(^^;
次のグラフをご覧ください。

政府統計の総合窓口(e-Stat)の賃金構造基本統計調査からのデータです。
「きまって支給する現金給与額 × 12ヵ月 + 年間ボーナス支給額 = 年収 」
で、算出しています。
最新の2018年のデータでみると、SEが551.2万円でプログラマーが418.3万円です。
SEの方が132.9万円も上です。毎月10万円以上のおこづかいが上乗せされているイメージです。
プログラマーと比較すると、1.3倍の給料をSEは受け取っています。
これは、かなり大きいです。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
プログラマーとSEの職種の違いと責任分担の違いは理解できたでしょうか?
同じIT関連の職種ですが、大きく違います。IT業界で言われているITゼネコンを頂点としたピラミッドでは、SEが上位層に位置します。
PGとして技術を磨いて、スーパーPGとしてフリーランスとして稼ぐ道もありますが、相当に頭がいいとかでなければ、SE以上に稼ぐことは難しいと思います。
SEとして転職することで、お客様からの要望を分析する能力と、折衝能力をつけ、スキルアップしていく方が、収入も増えますし、将来性も良いと考えます。
自分のキャリアを考える際の、参考にして頂ければと思います。