だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいごです。(⇒プロフィールはこちら)
SEとして生き残るためには、どんなキャリアプランがおすすめでしょうか?
SEとして会社に入れば、「あなたのSE人生が保証される」という訳ではありません。
しかも、その会社の中で精一杯やっていればいいという訳でもありません。
会社の業績が良く、安定して給料がもらえていればいいですが、その安定もいつ崩れるかわかりません。
急に自社製品の売り上げが下がったり、ライバル製品にシェアを奪われたり、常にリスクがあります。
そして、会社の経営が厳しくなったときに、あなたの会社はあなたを守ってくれるでしょうか?
答えは誰が考えても、「守ってくれない」というでしょう。
早期退職や、国が出動して守ってくれるような状況は大企業であれば、あり得ますが、中小では期待できません。
そうなった時に、いかにダメージを少なく、次のステージに踏み出せるかは、普段からキャリアプランを意識して行動しているかにかかっています。
あなたも、ただ漠然とSEとしての仕事に毎日追われるのではなく、将来を見据えて自分のキャリアもしっかり考えて働きましょう。
本記事では、SE歴15年以上の経験と3回の転職経験から、SEとして生き残るためのキャリアプランの考え方を解説します。
SEとして生き残るためのキャリアプラン
さて、あなたは10年後、20年後、どんなSEとして仕事をしていたいですか?
SEとして、人それぞれいろんな思いがあるでしょう。
- 世の中を変えるような製品を開発したい!
- プロジェクトマネージャーとして大きな仕事をしたい!
- 残業がなくて平和なSEとして暮らしたい!
それぞれの熱い思いを叶えるためには、今すぐにでも、あなたのキャリアについてよく考える必要があります。
ただ漠然とSEとしての日々を過ごしていてはダメです。
キャリアをどのように歩んでいくのか「キャリアプラン」を考えて、そのプランを実現するためのアクションを実行していかなければなりません。
10年後、20年後に笑っていられるように、キャリアプランをしっかり立てて行動していきましょう。
というわけで、私からあなたにおすすめしたいキャリアプランを年代別にまとめました。
色んな会社で色んなSEとして働いてきた経験から考えた、40代、50代になった時に後悔しないプランとなっています。
- 新人向けキャリアプラン
- 20代向けキャリアプラン
- 30代向けキャリアプラン
- 40代向けキャリアプラン
それぞれの年代について、解説していきましょう。
①新人向けキャリアプラン
新卒で入社3年未満のあなたは、まだまだSEとして完成されていないと言えます。
そんなあなたにおすすめしたいプランは、次の通りです。
新人 → 3年間現職 → 中小の場合は大手への転職 → 30代 → 社内SE or ITベンダー
またまだ、現職で覚えることたくさんあります。
その会社での仕事の進め方には慣れていても、SEとしての基本スキルがまだまだでしょう。
やはり、現職で3年は仕事をして、SEとしてどこでもやっていけるスキルを付けましょう。
スキルというと、開発スキルを基本として、対人スキル、ビジネススキルです。
これらのスキルがある程度付いたところで、中小から大手への転職を検討するのがおすすめです。
もし、すでに大手であれば、その会社での仕事を続けましょう。
そこで付けるべきなのは、管理能力です。
プロジェクトリーダーとして人を使い管理する能力や、下請けを管理する能力です。
30代に向けて、2段階に分けて、SEとしてのスキルを付けたら、社内SEまたは、ITベンダーへの転職を検討しましょう。
30代前半であれば、社内SEとして大手の非IT企業への転職が可能となるため、キャリアアップに最適です。
社内SEの方が、日々の仕事にも余裕があるので、SEとして心身を疲弊することもなくなります。
だいご
早めに社内SEにキャリアシフトしていくのも手ですが、スキルが頭打ちになるので30代まで我慢です。
②20代向けキャリアプラン
新卒から新人時代を脱却し、20代後半に差し掛かっているあなたには、次のプランをおすすめします。
20代 → 現職を続ける → 30代 → 社内SE
新人のパターンと若干似ていますが、ここまで来た以上、現職で仕事を続けましょう。
転職を伴うようなキャリアアップは、30代になってからでも遅くありません。
現職で付けられるスキルを極めましょう。
ただし、チームを管理する経験や、下請けを管理する経験が詰めないなら、すぐに転職するのもありです。
私的にはSEとして生きていく上でプロマネまでの経験は不要だと思っています。
プロマネまではいかなくても、リーダーとしてチームをまとめる経験さえしておけば、30代での社内SEやベンダーへのキャリアアップは可能だからです。
そして、30代になったら、すぐに転職をしましょう。
社内SEは平均年齢が高く、30代であれば、比較的若手として採用されます。
仕事内容も懇切丁寧に説明してもらえますので、引け目も感じる必要がありません。
20代に培ったSEスキルを発揮して、どんどん頭角を現しましょう。
だいご
焦る必要はありません。今の会社でがんばりましょう。明るい30代が待っています!
③30代向けキャリアプラン
30代となったあなたにおすすめしたいプランは、次の2つのパターンです。
・30代 → 現職を続ける
・30代 → 社内SE or ITベンダー
現職を続けるプラントと、社内SEまたは、自社製品があるITベンダーに転職するプランになります。
社内SEへの転職は、30代後半になるとかなり厳しくなります。
社内SEは、会社の規模によりますが、少人数で構成されていることが多く、年がいけばいくほど、年齢構成的に厳しくなるからです。
SIerであれば、あらゆる年齢の人が入り混じってプロジェクトを進めていきますが、社内SEは、そうはいきません。
かといって、20代の未経験を社内SEとして採用する確率も低くなります。
一番ベストなのが、30代になりたてのSE経験者です。
あなたがもし30代前半なら、社内SEへの転職も視野に入れましょう。
ただし、スキルが頭打ちになるリスクがありますので、ITベンダーへの転職もおすすめです。
ITベンダーであれば、ITピラミッドの頂点で、下請けを使う側になれるので、長く働けるメリットがあります。
④40代向けキャリアプラン
40代のあなたは、キャリアップといってもなかなか厳しい年代と言えます。
SEとして違う会社に転職することというよりも、転職自体が難しくなってきます。
でも、諦めてはいけません。
あなたのSEとしての経験を活かせる仕事があります。
それが、コンサルです。
中小では、営業と兼任となっている場合がありますが、自社製品をユーザーに売り込む仕事です。
40代 → コンサル
SEとしてシステムに対する知識があり、ユーザーからの相談に的確に対応できるあなたは、コンサルとしてキャリアアップするのがいいでしょう。
コンサルに転職すれば、給与相場も上がりますし、年をとっても続けやすい仕事になるので大きなメリットがあります。
逆に、SEを40代、50代と続けたときに若手の台頭に焦る必要もありません。
末永く、安定して働けます。
キャリアプランを成功させる方法
では、おすすめしたプランを実現するために、何をすべきなんでしょうか。
あなたがやるべきことは、次の2点です。
- 当ブログで勉強
- エージェントでリサーチ
①当ブログで勉強
キャリアアップを成功させるために、まずは、私のブログで色んな情報を集めましょう。
私のブログは、15年以上のSE経験と、3回にわたる転職経験をもとに書いています。
SEとして成功する方法、生き抜くノウハウをまとめていますので、将来を考えているあなたのお役に立てるでしょう。
長いSE経験の中で、色んなSEを経験してきました。
実際に入社して経験したからこそかける内容もありますので、ぜひ参考にしてください。
SEにも色んなSEがあります。色んなSEとして働いてわかったことを赤裸々にまとめていますので参考にしてください。
これだけ読めば裏事情も全て丸見え!SEの種類とおすすめSE
②エージェントでリサーチ
キャリアアップしていく上で必要なのは、転職市場の動向に注意しておくことです。
定期的にチェックしておくことで、「SEとしてどんなスキルと経験が求められているか」を把握することができます。
その時代のニーズに合わせて、SEとしてのあなたのスキルを伸ばしていくことで、社内での評価を上げたり、転職を有利に進められることにつながります。
また、転職という選択も視野に入れた場合、あなたにピッタリな転職案件が、いつ出てくるかわかりません。
人気がある優良案件ほど、一瞬で決まってしまって、エントリーすらできないことも多々あります。
しかし、エージェントにさえ登録しておけば、あなたのキャリアアップは補償されます。
より良い転職案件が出てくると、エージェントが教えてくれるからです。
だいご
こうして、あなたに訪れるチャンスをしっかりつかんでいくことで、より良いキャリアを築けますよ!
まとめ ~年代別おすすめSEキャリアプラン~
というわけで、年代別のSEおすすめキャリアプランを解説しました。
本記事で解説したプランは、私自身、色んな会社で色んなSEとして働き、色んなSEと関わってきた中で導いた答えです。
SEにも種類があり、良い面も悪い面もそれぞれあります。
そんな色んなSEを、全て経験しているからこそ見えてきた「おすすめキャリアプラン」です。
あなたの該当する年代によって、今後、どのようなキャリアを進めべきか。
本記事で紹介したプランを参考にして、より良いキャリアを歩んでほしいです。
当然、新卒で入った会社で仕事を続けて、社内でキャリアアップしていくのも良いとは思います。
しかし、40代になってから転職する時のハードルはかなり高くなってしまいます。
なぜなら、採用する側も「ある程度の転職経験」を評価する年代だからです。
そうならないためにも、転職を含めたキャリアプランを考えて行動していく方が、後々、あなたの人生が有利な方向に動き出します。
ぜひ、色んな視点であなたのキャリアを見つめなおしてみましょう!
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
現状に満足せず、より向上したいと考えることは大切なことですよね。
あなたの希望を叶える最初の一歩として、転職情報を集めましょう。
効率よく転職情報を集めるには、転職エージェントを使うことが必須です。
転職エージェントは、あなたの現在の市場価値を分析したうえで、あなたのスキルとキャリアに合う転職情報を提供してくれます。
しかも、無料でやってくれますので、使わない手はありません。
また、優良な転職情報は、求人を出した瞬間にすぐに決まってしまいます。
常にアンテナを張っておくことで、良い求人が出てくるのを待っている必要があります。
以下は、私自身が、いつも利用している転職エージェントです。
登録する際は、2か所以上に登録することで、世の中にあるSE求人を網羅できます。
※マイナビのプロモーションを含みます。
大手マイナビのITに特化したエージェントです。
20代、30代向けの求人に強く、求人数は1万件以上あります。大手にもかかわらずエージェントの質も完璧で、話が通じやすいところが素晴らしいです。
※レバテックキャリアのプロモーションを含みます。
IT業界に強い転職エージェントといえばレバテックキャリアです。
特化型であるため、エージェントの技術に対する知識も高く、自分の要望を良く理解してくれますし、大手エージェントでも持っていないような求人を持っています。
各社からの情報収集も時間をかけて行っているので、コネクションをしっかり作っていることを求人の内容から感じます。
また、転職成功させるためのアドバイスとサポートを多岐にわたってもらえました。