だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいごです。(⇒プロフィールはこちら)
「第二新卒でのSE転職で気をつけるポイントってありますか?
ブラックな会社しか見つからず困ってます…。」
新卒後に就職した会社を3年以内に辞めると、第二新卒として転職活動をすることになります。
ここ数年、第二新卒という言葉をかなり耳にするようになってきており、求人サイトでも、検索条件に追加されるほどです。
実際に、採用する側でも第二新卒を歓迎しているところも多く、チャンスがたくさんあるのがポイントです。
すぐに辞めちゃったから不利かなぁ…。なんていう気持ちは不要です。
本記事で解説するポイントさえ抑えておけば、あなたの転職は成功させられます。
SEは、将来性、給料、時間、どれをとっても最高の職業です。
本記事を読んで、SEとしての素晴らしいキャリアを進んで行きましょう!
第二新卒のSE転職の現実
採用する側が抱くイメージ
ここ最近、第二新卒自体もかなり認知されてきており、あまりネガティブな印象は持たれなくなってきました。
転職サイトでも、積極的に採用している企業を良く見受けます。
しかし、実際のところ厳しい現実もまだまだあります。
私もどちらかというと採用したくないのが本音です。
入社して3年も経たずに辞めるなんていうのは、よっぽどの理由がないと納得できません。
では、率直にIT企業の採用担当が第二新卒のあなたに抱くイメージを見ていきましょう。
採用する側が抱くイメージ
- すぐ辞めそう
- 無理をさせられない
- 責任ある仕事をさせられない
大抵の場合、こういったイメージを持っており、採用するのを躊躇するのが目に見えます。
これが3年を超えてからの転職だと、ある程度、我慢する力もあり、会社として大きな仕事を任せられると言えます。
私も今まで3回の転職をしてきましたが、2年くらいでようやく、その職場での業務を覚えることができます。
一人で作業が可能になるのもこの頃で、3年目から、その職場で自分がやりたかったことができるようになってきます。
3年に満たないというのは、何もスキルが点いていない状態と言えるのです。
第二新卒を対象とした求人数
実際に第二新卒だと、求人の数がどれくらい変わってくるのか比較してみました。
本ブログでオススメしているマイナビで調べた結果は、次の通りです。
ITエンジニアの求人数は、全部で15,325件ありますが、そのうち、第二新卒歓迎としている求人は3011件です。
求人全体の2割が歓迎という状態ですので、選択の幅は狭まりますが、望みは十分あります。
しかも、ちゃんと開発に携われそうな案件もたくさんあるのが意外でした。
だいご
開発ではなく、保守サポート系の求人が多いイメージがありましたけど、全然そんなことないですね!
第二新卒の転職で気をつけるポイント
つぎに、第二新卒としての逆風をいかに跳ね返しつつ、転職を成功させるか?
そのために気を付けるべきポイントを解説します。
何よりも大切なのは、「すぐ辞めるイメージを払拭する」ということです。
そのためには、下記の二つのポイントについて、採用担当を納得させる理由を説明する必要があります。
これは、採用面接で必ず突っ込まれるポイントですので、入念な準備が必要です。
イメージを払拭するポイント
- 前職の退職理由
- 志望理由
①前職の退職理由
採用側として一番気になるのは、前の職場を何で辞めたのか?ということです。
その理由が自社にも当てはまりそうな場合、また、この人は辞めると判断します。
そういった印象を受ける退職理由としては、下記のようなものがあります。
- 仕事が合わなかった
- 楽しくなかった
- 想像してたのと違った
どれもこれも、気に食わないとすぐに辞めてしまうという印象を与えます。
しかも、なんとな~くダルいから辞めたという緩い感じがヒシヒシと伝わってきます。
だいご
今っぽい…。
そんな印象を与えないように、入社前にやりたかったこと(具体的な開発製品や、開発スキルなど)と、実際に現場でやっていた作業を明確に説明し、大きなギャップがあったことを説明しましょう。
そして、ギャップを埋めるために、あなたがどんな行動を取ってきたか。
人を巻き込んで、なんとか変えようとしたが、変えれなかったことを説明するのが大切です。
その他のパワハラ、異常な残業などの理由は、現在では、正当な理由として使えますので、安心してください。
ただし、この場合も、現状を変えるために何かアクションを行ったかが大切です。
②志望動機
もうひとつの重要なポイントは、志望動機です。
前職の退職理由を踏まえて、次の会社で実現したいことをアピールしなければいけません。
次の会社で実現したいことは、採用側の会社の利益に結び付くものにする必要があり、自己成長とかスキルアップを主張し過ぎてはダメです。
自己成長ばかりアピールすると、会社には興味がなくて、スキルが付いたら辞めるのか?っという印象を与えます。
あくまでも、会社の利益に結びつくことをアピールし、そのためには自分も成長して行かなければならない。といった説明がベストです。
なお、あなたの経歴によって、志望動機の書き方は、2つにわかれます。
「前職がSEだった人がSEに転職する場合」と、「SE以外の職種だった人がSEに未経験で転職する場合」です。
SEからSE
SEからSEへの転職は、「やっぱりSEとして仕事を続けたい」という思いをぶつけましょう。
前職では実現できなかったことを踏まえて、次こそはやってみたいと思っている仕事を挙げると、より説得力が増します。
Web系とか、汎用系、組み込み系など、自分が携わってみたいプロジェクトを具体的に探しましょう。
退職後、IT業界についていろいろ調べたり、経験者の話を聞くことで、やってみたいという気持ちがより強くなったというアピールも有効です。
なお、色んなSEとしての仕事は次の記事で紹介しています。
実際に私が経験したことを元に書いているので、リアルな内容になっています。
もともとSEとして社会人をスタートしている分、志望動機のズレは発生しづらいですし、若干の経験がある分、転職を有利に進められるでしょう。
SE以外からSE
営業や事務などのSE以外の職種からSEになる場合は、「SEの魅力を知ってSEとしてやっていきたい」と思ったことをぶつけましょう。
インターネットを使えば、色んな職種の情報が簡単に手に入る時代です。
自分でSEについて調べたり、経験者の話を聞くなどして、SEの魅力を感じることができるはずです。
自分の得意なITスキルを使って、人を助けたり、人の生活を豊かにできるなんて最高です。
だいご
このブログでもSEの魅力を発信してますよ!
やりたいと思えた理由は人それぞれでしょう。そこをしっかりアピールしていけば採用、間違いなしです。
第二新卒のおすすめキャリア
15年以上のSE経験と、色々なSEとして働いた経験から、第二新卒のあなたにおすすめしたいキャリアは次の通りです。
第二新卒のおすすめキャリア
転職 → ある程度大きなSIer → 社内SE または ベンダーSE
なぜ、最初に大きなSIerを勧めるかというと、次のようなメリットがあるからです。
大きなSIerで働くメリット
- 設計からテストまで開発に必要なスキルを網羅できる
- 大規模プロジェクトを通してチームでの開発を経験できる
- ドキュメント作成を通して作文力、文書作成能力が向上する
- 進捗管理や問題管理能力が向上する
どのスキルも、SEとして生きていく為に必要な能力です。
こういった必須スキルを習得できるので、SIerをオススメしています。
いきなり社内SEとか、中小のベンダーに入ってしまうと、一生、中途半端な開発スキルでやっていかなければならなくなります…。
私自身、SIerで学んだスキルがあるからこそ、社内SEとしても、ベンダーSEとしてもなんとかやれてます。
だいご
中途で入社したのに、開発の進め方を指導する立場になったりします。
まとめ ~第二新卒のSE転職~
というわけで、第二新卒のSEが転職を成功させるポイントを解説しました。
第二新卒は、ある程度、退職理由が緩くても許されるうらやましい立場です。
これが、5年目、10年目の転職であれば、中途半端な理由での退職は、マイナスにしかなりません。
せっかく優遇されている立場なわけですから、本記事で解説したポイントをしっかり網羅して、転職を成功させましょう。
大手であるほど、第二新卒という緩い世代を囲いこむ傾向があるので、立場を活かさない手はありません。
給料も高くて、アサインされる仕事も優良なものばかりです。
学生時代の転職活動で失敗した”つけ”を、今こそ、挽回しましょう!
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
保守サポート案件ばかりで、開発に携われない苦悩…。
失敗した…。SIer(客先常駐SE)に転職する前に学ぶべき仕事の特徴とデメリット
現状に満足せず、より向上したいと考えることは大切なことですよね。
あなたの希望を叶える最初の一歩として、転職情報を集めましょう。
効率よく転職情報を集めるには、転職エージェントを使うことが必須です。
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常にアンテナを張っておくことで、良い求人が出てくるのを待っている必要があります。
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