だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
給料を上げていくには上流工程が大切だって聞きます。
なぜ必要なんでしょうか?
SEとして働いていると、上流工程とか下流工程とか当たり前のように話が出てきます。
特に大きなプロジェクトになればなるほど、この工程が重要になってきますし、理解しているのが当たり前です。
基本設計や、詳細設計など各工程でやるべきことを理解できていないと、そのプロジェクトはドハマりします。
本記事では、ソフトウェア開発で重要な上流工程について解説しつつ、上流工程の大切さについても解説していきます。
あなたがSEとしてキャリアアップしていって、給料を増やしたい!というのであれば本記事を読んで、将来をしっかり考えましょう。
SEの上流工程って何?
そもそも上流工程って何かを、まずは解説しましょう。
「わかってるよー!」って方もいると思いますが、復習も兼て確認しましょう。
まず最初に、システム開発を行う手法には次のような方法があります。
システム開発の手法
- ウォーターフォールモデル
- プロトタイプモデル
- アジャイル
- スパイラル
などなど
開発を行うシステムの要件に合わせて使い分けるわけですが、特に大きな開発プロジェクトであるほど、ウォーターフォールモデルで開発することが多い傾向です。
このウォーターフォールモデルの開発手法は、その名の通り上流から下流に向けて水の流れのように開発を進めていきます。
具体的には、次のように、上流から下流まで、8工程に分かれています。
BI:要件定義
BD:基本設計
FD:機能設計
↑ここまでが上流工程
↓ここからが下流工程
DD:詳細設計
MK:コーディング
CT:単体試験
IT:結合試験
ST:総合試験
上流工程とは、この各工程のうちのBI~FDまでの工程を一般的に指します。
実際にシステムを使うユーザーの要望をヒアリングし、システムに要求される動作や機能を要件として定義していく工程となります。
そして、上流工程で決まった仕様に合わせてソースコードの作成とテストを行っていきます。
よって、お客様からのシステムに対する要望をヒアリングするのも上流工程となるわけです。
例外として…。
Web系の開発をする場合は、ウォーターフォールよりもプロトタイプやアジャイルでの開発が多いです。
Web系の場合、ある程度作っては、手を加えてという進め方が効率的だからです。
上流工程の大切さ
あなたも、上流工程について次のような話を、聞いたことはありませんか?
- 上流工程は大切だ
- 上流工程の経験は貴重だ
- 下請けだと上流工程を経験できない
SEとして働いている人なら、度々耳にする話ですよね。
なんとなく上流工程って大切だなぁって、感じているかとは思いますが、そんな甘い認識ではだめです。
本当に大切なことなので、なぜ大切なのかを次の2つの視点で説明しましょう。
- 開発プロセスとしての重要性
- SEキャリアとしての重要性
①開発プロセスとしての重要性
上流工程って、システム開発をする上で非常に大切な工程なんです。
FDよりもBD、BDよりもBIという様に、特に前の工程であればあるほど、後に続く工程に影響が出ます。
具体的には、BI工程でエンドユーザーからの要望を聞き間違えてしまい、あるA機能の仕様を間違って設計したとしましょう。
この間違いにCT工程で気づいた場合、BI工程からやり直しになってしまいます。
途中のBD~CT工程も、手直しが必要となり、せっかく終わった作業が無駄になってしまいます。
- いかに正確に精度良く、ユーザーの要望事項を仕様としてまとめられるか?
- 追加で発生しそうな仕様変更を事前に予想して、上流工程のうちに入れ込めるか?
といったポイントが非常に重要となります。
②SEキャリアとしての重要性
次に重要だと言える理由が、SEとしてのキャリアアップを考えた時の重要性です。
SEの給料は、下流工程だけを担当する職種(プログラマー)よりも、上流を担当するシステムエンジニアの方が高額です。
さらに、コンサルタントと言われる職種になると、システムエンジニアよりも高額になります。
だいご
キャリアアップしていけば、1000万プレーヤーにもなれる職種です!
高額の収入を実現できるコンサルタントは、上流工程の経験が必須です。
いかに、正確に漏れなく、ユーザーからの要望を聞き取れるか。
自分の知識と経験をフル活用して、要望されたこと以上のシステム提案をできるか。
といったことをうまく対応できる能力と経験が必要です。
コンサルにならないとしても、SEとして幅広い工程を経験していることは、各開発プロジェクトへのアサインでも有利になりますし、開発スキルを底上げにもつながります。
SEとして経験しておかなければならない、必須のものと言えます。
上流工程に携われるSE
では、どうすれば上流工程の経験が詰めるのでしょうか?
だいご
私自身も、このことでかなり悩んでいました…。
上流工程の中でもBI(要件定義)に携われるのは、一部の人で、他の人は、FDからという開発プロジェクトが多いですよね。
BIから入れるようなプロジェクトにアサインされるのは、かなりラッキーといった感じです。
一番最悪なのは、CTなどの試験工程から入らされるというパターンです…。
そんな私も、何度かの転職を通して、上流工程に携われるSEになる方法が見えてきました。
どんなSEとして働けばいいのか、私の経験上、あなたにおすすめしたいSEランキングは次の通りです。
- ソフトウェアベンダーSE
- 社内SE
- 大手SIer SE
なんといっても、①の「ベンダーSE」がベストでしょう。
実際にシステムを使用するユーザーと直接話をしながら、要件定義をするのが当たり前ですし、プロジェクトマネージャーとして仕事をする機会も多く、多くの経験を積めます。
自分でMK工程を担当することも、協力会社を使用・管理して実施することもできます。
詳細については、次の記事にまとめていますので、ぜひ、参考にしてください。
ランキング2位と3位の「社内SE」と「客先常駐SE」のメリットを解説している記事もありますので、併せて参考にしてください。
SEの探し方
だいご
・私も上流工程を担当してキャリアアップしたい!
・キュアアップして給料を上げたい!
という思いが少しでもあるなら、まずは、世の名のシステムエンジニアの仕事をリサーチしてみましょう。
リサーチする上で、一番簡単なのは、転職エージェントに相談してみることです。
エージェントに相談することで、あなたのキャリアと希望に合った会社をたくさん紹介してくれます。
自分で探すのもいいですが、星の数ほどある会社の中から、もっとも条件の良い会社を探すのは大変です。
次の記事では、給料を10%アップしつつ、残業0を転職で実現するノウハウを解説しています。
あなたの転職を100%成功させる無料プレゼントもありますので、ぜひ、活用してください。
まとめ
というわけで、システムエンジニアの上流工程について解説しました。
キャリアアップとスキルアップを実現するには、上流工程を経験することが非常に大切です。
上流工程を経験していけば、こんな悩みも解決できるんです。
私も解決して、毎日、子供たちとお風呂に入れる幸せな日々を手に入れました。
だいご
昔の客先常駐で下流工程ばかり担当していたころには、考えられないくらい幸せな日々です…。
あなたも悩みを解決し、自分の希望を叶えるためにも、行動あるのみです!
今すぐに行動して、あなたの幸せを勝ち取りましょう!
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
現状に満足せず、より向上したいと考えることは大切なことですよね。
あなたの希望を叶える最初の一歩として、転職情報を集めましょう。
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