だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
転職を考えているAさん
やっぱり大手ですかねぇ…。
だいご
基本的に大手の方が、条件はいいですよね。でも、合わない人もいるので注意が必要です。
大手で働きたいという気持ちわかります。
給料をはじめとした福利厚生の手厚さは、かなり魅力的ですので、多くの人が、大手がいいというのもうなづけます。
私も一応、大手と言われるSIerで働いていましたが、給料以外の面でも良い面がありました。
何よりも、プロジェクトに対する体制の手厚さです。
一つのプロジェクトに多くの人的リソースを注ぐことができるため、残業も減らせますし、有休も取りやすい雰囲気がありました。
その他にも、大手だからこその、各種手当の手厚さや、教育に対する投資にもかなり余裕がありました。
しかし、こんなに素晴らしい大手ですが、いまいちな面もあります。
実際に働いてみると、社内には独特のものがあります。
具体的に何かは、この記事で詳細は説明しますが、働く上でネックになることです。
それに耐える自信があって、自分に合いそうな人は大手もいいかもしれません。
というわけで、この記事では、実際に10年以上にわたって大手で働き、その後、中小で働いてわかった、それぞれの特徴と注意すべきポイントを解説していきます。
だいご
悩んでいるあなたも、この記事を読んで、それぞれの特徴を理解し、失敗しないキャリアを歩んで行きましょう。
SE転職するなら大手と中小どっちがいい?
世の中には、たくさん会社があって、会社の規模も様々です。
働くなら大手がいいか、中小がいいか?と聞かれたら、
難しい問題ですが、あえて答えるとすると「大手に耐えられるなら大手がいい」です。
やはり、大手の給料と福利厚生は魅力的です。
あなたにも次のような悩みや夢はありませんか?
- 子供の学費を貯めなければ!
- 老後の生活資金を貯めなければ!
- 大きな家に住みたい!
- いい車が欲しい!
これらの思いを解決したり叶えるには、やはりお金が第一に必要ですし、無くては叶えられません…。
だいご
認めたくありませんが、世の中やっぱり、お金なんですよねぇ…。
ただ、ひとつだけ、冷静に考えて欲しいことがあります。
それは、「給料が高い方が良いとは言え、仕事環境とのバランスが大事」ということです。
つらい仕事に耐えて良い給料をもらっても、最終的に体を壊したりするようなことは避けなければなりません。
そうならない為にも、これから説明するそれぞれの特徴をまずは、頭に入れておきましょう。
大手の特徴
まずは、大手の特徴について解説していきましょう。
私は、10年以上、一部上場の社員数5000人以上のSIerで働いていました。
その後、中小に転職したんですが、大手と中小の両方で働いたからこそわかる違いがありました。
大手でしか働いたことがない人にとっては、気付かない部分かもしれません。
実際に働いて感じた大手のリアルな特徴は、次の3つです。
- 作業管理がシビア
- 人間関係に疲れやすい
- 性格的に難ありな人が多い
①作業管理がシビア
大手は、会社として開発に使える人のリソースが手厚い為、開発するためのチーム構成もかなりガチガチの手厚い体制となります。
当然、プロジェクトを管理する人も専属でアサインされ、細かくプロジェクトメンバーの進捗を管理します。
少しでも手が空けば、次の仕事がアサインされ、息つく暇はありません。
さらに、一人一人の作業結果もしっかり管理されるため、どの人がどのくらい成果を出していて、誰の作業が遅いかが浮き彫りにされます。
開発に自信がある人なら問題ありませんが、自信がない人は覚悟が必要です。
当然、作業が遅い人は、なぜ遅いのか改善が求められますし、改善されなければ、評価が著しく下がります。
評価が下がると、最終的には、テスト部隊や、保守部門にドナドナされていきます…。
だいご
こうして、自分に自信が持てなくなって、メンタルを壊したり、辞めていく人が多かった…。
②人間関係に疲れやすい
大手は、会社が大きいため、当然働いている人もたくさんいます。
それだけ、仕事上関わる人もたくさんいて、気を遣わなければならない場面がたくさんあります。
チーム間の調整や、コロコロ変わるチームメンバーとの交流など、疲れることだらけです。
プロジェクトが変わる度に、新しい仲間との交流…。だんだんと面倒になってきます…。
その点、中小は、いつも同じメンバーで仕事を進められるので、気持ちも楽ですし、面倒がなくて働きやすいです。
③性格的に難ありな人が多い
大手は性格的に変わっている人がたくさんいます。
- パソコンおたくな人
- 責任を取らずにうまく逃げ切ろうとする人
- 自分だけ良ければいいという人
- 弱いものを攻撃する人
- 年配の威張ってる人
- すぐ切れる人
などなど挙げればきりがありませんが、色んな変わった人がいて、一緒に仕事をしなければなりません。
会社が大きい分、チームメンバの入れ替えなどで、一時的に回避することもできますが、どこに行っても変わりません。
必ず行った先々には、新しい難ありな人がいます。
中小は、人が少ない分、変わった人を雇う余裕はありません。
ある程度、人との交流ができて、人間的にできてる人で構成されています。
その為、大手のような人との関りで疲れてしまうこともありません。
中小の特徴
では次に、中小の特徴を紹介していきます。
中小は、大手と比較して、会社が小さく人も少ないので、小さいなりの特徴があります。
私の場合、10人ほどの情報システム部と、50名ほどのソフトウェアベンダーで働いたことがありますが、やはり大手と色々な違いがありました。
どちらかというと、良いことの方が多く、ストレスも無く、かなり働きやすいです。
では、どんな特徴があったかというと、大きい部分は次の3つです。
- 自由がある
- 何でもやる
- 影響が大きい
①自由がある
まず、一番強く感じた違いは、自由があるということです。
大手のように、自分の仕事をガチガチに管理されていない為、仕事に余裕があります。
その為、仕事中にネットを見たり、ブログを書いたりということができてしまいます。
大手では、ネットのアクセス先も管理されていますので、そんな自由なことはできません。
また、好きな時にタバコ休憩したり、休憩を取ることができるのも自由だと感じた部分でした。
大手であれば、休憩する時間も決まっていますし、作業効率を上げるための監視の目が常に光っています。
だいご
中小は管理が大まかな分、仕事への心理的なプレッシャーもなく、平和に仕事ができます。
②何でもやる
中小の特徴として次に大きいと感じたのは、「何でもやらなければならない」ということです。
大手であれば、一人一役というのがほとんどですが、中小は一人三役という感じです。
具体的には、開発タスクも2,3個は当たり前ですし、ソフトウェアだけでなく、ハードウェア、インフラ全体的に対応する必要があります。
その分、知識も幅広く要求されますし、覚えていかなければならないこともたくさんあります。
また、追加で仕事が増えた時に、誰がやるか?
ってことになりますが、中小はやる気を見せるためにもどんどん引き受けなければなりません。
こうしてやる気を見せた人が、どんどん仕事を振られ評価されていきます。
大手であれば、こういった行動は、「仕事が出来ない人」がすることですし、作業管理されている為、手が空いているメンバにしっかり割り振られます。
③影響が大きい
中小は会社が小さい分、一人ひとりがシステムエンジニア兼、営業というイメージで仕事をすることになります。
いかに良い仕事をしてお客様に安心してもらえるかが大切で、少しでも不安な気持ちにさせてしまうと、失注させてしまうこともあります。
例えば、自社システムの納品や、サポート、システム入れ替えなど、エンドユーザーと、直接話したり顔を合わせる機会がたくさんあります。
その時に、作業状況がお客様にもろに見えるため、いかに良い仕事をしたかが、顧客満足度にダイレクトに響きます。
だいご
プレッシャーはありますが、やりがいがありますよ!
また、IT業界は色んな技術やスキルが目まぐるしく出てきます。
例えば、クラウドや、無線通信、開発言語などです。
中小にとって、これらの最新技術をいかに自社製品に取り入れて、業界についていくか、逆に引っ張っていくかが生き残るカギになります。
新しい技術を取り入れるためには、あなた自身が習得してくる必要があります。
あなたが習得して、自社システムに活かしてい行くかにかかっています。
大手であれば、豊富な資金力と、人のリソースでついていくことができますが、中小はそうはいきません。
自分でアンテナを張って、セミナーに参加したり、調べて覚えていく必要があります。
大変ですが、自社の成長に大きく貢献できることであり、大きなやりがいもあります。
まとめ ~大手と中小の特徴~
というわけで、大手と中小の特徴を解説してきました。
それぞれ良いところもあり、悪いところもあることがわかって頂けたと思います。
大手の方が給料や福利厚生が当然良いものですが、金額だけでは単純に比較できないところもあります。
自分が仕事をすることのイメージを膨らませて、自分がどちらで働きたいかを冷静に判断しなければなりません。
仕事へのプレッシャーは大手の方がダントツで大きかったですし、よく10年もやってたなと今は思います。
だいご
鬱にならなかったのが奇跡です…。
人それぞれ、何を優先するかは違います。
- お金
- 健康
- キャリア
- 家族との時間
あなたはどれを優先しますか?
一番おすすめしたいのは、どれもバランス良く選択することです。
色んな会社の中から、あなたの希望に合って、幸せだと感じられる場所を見つけましょう!
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
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