だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
文系出身なんですが、エンジニアとしてやっていく自信がないです…。
だいご
文系だからという理由で、ハンデを背負っている人もあまりいないですけどねぇ。
逆に文系の方ができる人が多い印象です。
たしかに、エンジニアっていうと、理系の人がなるっていうイメージがありますよね。
特に多そうなのは工学部で、その中でも情報工学科なんていうと、情報・ソフトウェア業界にたくさんいそうです。
でも、実際はというと…。
今まで、3社、4社と働いてきましたが、意外と理系だけでなく、文系もバリバリいますし、仕事もバリバリこなしている人がほとんどです。
出世している人をみると、意外と文系出身の人が多いことに驚かされます。
そんな文系エンジニアですが、やはり新卒で入社したタイミングなどは、若干の知識不足を感じることもあるでしょう。
でも、大丈夫です。
学生時代に何を勉強してきたか?
というスタート地点のレベルの差は、すぐに埋まりますので、文系でも、どんどん評価されます。
では、実際に文系のエンジニアについて、各現場の状況や、文系キャリアアップを成功させていく方法を解説していきましょう。
もし、今の仕事がつらい…。というあなたは、次の記事も参考にしてください。
長いエンジニア生活のなかで、パワハラにも耐えて、なんとかやってきた方法をまとめています。
文系エンジニアって実際どうなの?
あなたの職場にも文系出身のエンジニアはいますか?
IT業界というと工学部とか理学部などの理系が多いイメージがありますが、実際のところ、文系エンジニアもたくさんいるんではないでしょうか。
文系大学出身の人の10%は情報・通信系の会社に就職している現状があり、意外と多いのが実情です。
実際、次の通り、私が働いていた会社でも結構多かったです。
今まで働いてきた会社の文系の割合
- 大手SIer:4割くらい
- 外資系社内SE:6割くらい
- 中小ソフトウェアベンダー:2割くらい
大手SIerの時は会社の規模がそれなりに大きかったことや、ITバブルの時であったこともあり、文系、理系幅広く採用していました。
さらに、SES契約での仕事が多かったため、ある程度、スキルが低くてもチームでカバーできるメリットが多く、文系でもなんとか追いつける体制になっていました。
外資系社内SEでは、情シス以外から異動してくるパターンが多く、当然、文系という人が多かったです。
実際に仕事をしていく中で、パソコンに興味を持つところから始まることが多いようです。
中小ソフトウェアベンダーでは、中小ということもあり、当たり前のように工学部から採用することが多かったです。
少ない人数ですから、採用する側でも冒険できないというところが事情としてありました。
このように、文系出身で活躍しているエンジニアもたくさんいることがわかります。
では、文系のエンジニアは仕事ができないか?というと。
できます。むしろ「文系の人こそ出来る人が多い」というのが私の感想です。
SE歴15年の中で、私もたくさんの文系エンジニアと仕事をしてきましたが、何と言っても、文系の人は、コミュ力が高いんです。
だいご
やはり、充実した大学生活が背景にあるんでしょうか(^^;
対して、理系エンジニアはどうかというと、オタクが多いんです。
特に情報工学出身とかは、オタクが多い印象です。
やはり、もともとパソコンが好きでこの道に進んできている人が多いので、必然と言えば必然ですね。
そういった背景もあり、文系の方が際立って、コミュ力が高く仕事をできます。
エンジニアというと、もくもくとパソコンに向かってコーディングしているかというと、まったくそんなことはありませんよね。
仕事の半分以上は、誰かと打合せしたり、調整したり、相談したりで、文系の方が向いていると言えます。
ちなみに、私は工学部で電気を選考してました。電気と言えども、情報の要素もあり、所属した研究室は、情報関係でした。
だいご
半分、オタクですね(^^;
文系が陥りやすい絶対に避けるべき業界
では、エンジニアとしても優秀な文系のあなたが、絶対に避けるべき業界を紹介しましょう。
文系と言えば、この業界という感じがしてくるかと思いますが、働くと結構大変な業界が多いです。
その業界はというと、次の通りです。
- 食品業界
- 小売業界
- アパレル業界
- 外食業界
よく、ブラックだと言われますし、実際に厳しい業界です。
私も、小売と食品関係で働いたことがありますが、厳しいの一言です。
末永く働くなら、情報・通信業界が一番ですし、給料もこれらの業界より上です。
もし、あなたが転職を考えているなら、これらの業界は避けて転職活動をしましょう。
やりがいありそう!とか安易な気持ちで業界を選んではいけません。
実際に、働いている人の声を聞いて、慎重に判断していきましょう。
ちなみに、私は失敗を経験しました。その時のつらい体験は次の記事にまとめています。
文系エンジニアが成功する方法
続いて、文系のエンジニアが仕事を成功させて、キャリアアップしていく方法を解説します。
紹介する3つ方法を実践していくことで、理系のエンジニアを超えることができます。
- 最短で知識をつけて理系との差を埋める
- 文系のコミュ力を活かす
- 語学力を活かす
1. 最短で知識をつけて理系との差を埋める
もし、あなたが新卒または入社して間もない状態であれば、すぐに勉強して知識の差を埋めましょう。
具体的には、基本情報技術者を勉強して取ることです。
この資格は、情報関連の資格では基本中の基本の資格です。
資格で要求される知識は、エンジニアとしてやっていく上で必要な知識を網羅しています。
これさえ取得しておけば、2進数や16進数、情報処理、ネットワークの知識など、広く浅く学ぶことができます。
この知識があれば、理系出身とも互角にやれます。
理系のエンジニアの知識と比較すると、絶対的に足りないような気もしますが、まったくそんなことはありません。
現場で使える知識と、学校で学べる知識は別です。
経験は、どちらもゼロに等しいといえますので、基本情報さえ取得すれば、大丈夫です。
2. 文系のコミュ力を活かす
冒頭でも述べている通り、文系の強みは、そのコミュニケーション能力だと言えます。
元々、持っているその能力の高さは、エンジニアとして成功する上でかなり有利です。
上司や職場の人とただ話せばいいわけではなく、ホウレンソウなどを的確に行う必要があります。
だいご
ダラダラ話していては、上司をイラっとさせるだけです。
短い言葉で、時に楽しく、時にシビアにホウレンソウをしましょう。
また、そのコミュ力を使って、色んな部署の方とコネクションを作っていくことも大切です。
プロジェクトを成功させるには、他部署との調整など円滑に進める必要があります。
そういった場面でも、あなたのコミュ力を活かすことができます。
理系にはない、苦手な部分ですので、どんどん力を発揮して有利に仕事を進めましょう。
3. 語学力を活かす
文系というと、英語力や文書力が強い人が多いでしょう。
特に英語力は、エンジニアとして、持っていて損はない力です。
仕様書が英語で書いてある!
お客様が外人!
英語でメールと会議!
などなど、英語力が試される場面が多々ありますし、中途採用者にも英語力を必須としている場合が多いものです。
文系の強みである英語の力を、存分に発揮しましょう。
また、語学力とは、英語だけでなく、日本語の文書力も大切です。
エンジニアは、メールを書いたり、仕様書を作成したり、文章を書くことがたくさんあります。
こういった時に文書力が低いと、相手に伝わらなかったり、誤解を招いてしまうこともあります。
その点、文書慣れしているからこそ、文系エンジニアは有利だといえます。
だいご
私は、新人の頃は文章力で結構、注意されましたね…。
その点、文系の人はうらやましいです!
まとめ
というわけで、文系エンジニアの活躍の状態と、成功させる方法を解説しました。
俺、文系なんで…。
なんて遠慮している人もいるかと思いますが、そんな遠慮は不要です。
文系とはいえ、本記事で紹介したことを、実践していけば、理系に負けずエンジニアとして成功することができます。
エンジニアって自分に合わないかも…。なんてことも考える必要はありません。
ストレスで追い込まれて、他の業種や職種に転職してしまうのはもったいないです。
だいご
他の業種は危険ですし、せっかくエンジニアになれたのにもったいないです。
絶対後悔しますよ!経験者は語る…。
エンジニアの派生職種もたくさんありますので、あなたに合うエンジニアを探しましょう。
実際に私が働いて感じた色んなSEの良いところや仕事内容は、次の記事にまとめています。
また、転職活動を成功させる方法は、次の記事で紹介していますので参考にしてください。
是非、あなたにも、給料10%アップを勝ち取って欲しいです。
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
現状に満足せず、より向上したいと考えることは大切なことですよね。
あなたの希望を叶える最初の一歩として、転職情報を集めましょう。
効率よく転職情報を集めるには、転職エージェントを使うことが必須です。
転職エージェントは、あなたの現在の市場価値を分析したうえで、あなたのスキルとキャリアに合う転職情報を提供してくれます。
しかも、無料でやってくれますので、使わない手はありません。
また、優良な転職情報は、求人を出した瞬間にすぐに決まってしまいます。
常にアンテナを張っておくことで、良い求人が出てくるのを待っている必要があります。
以下は、私自身が、いつも利用している転職エージェントです。
登録する際は、2か所以上に登録することで、世の中にあるSE求人を網羅できます。
※マイナビのプロモーションを含みます。
大手マイナビのITに特化したエージェントです。
20代、30代向けの求人に強く、求人数は1万件以上あります。大手にもかかわらずエージェントの質も完璧で、話が通じやすいところが素晴らしいです。
※レバテックキャリアのプロモーションを含みます。
IT業界に強い転職エージェントといえばレバテックキャリアです。
特化型であるため、エージェントの技術に対する知識も高く、自分の要望を良く理解してくれますし、大手エージェントでも持っていないような求人を持っています。
各社からの情報収集も時間をかけて行っているので、コネクションをしっかり作っていることを求人の内容から感じます。
また、転職成功させるためのアドバイスとサポートを多岐にわたってもらえました。