今回は、「30代のSEが転職する時に押さえておきたいメリットとデメリットは何か?」というお悩みに答えていきます。
30代というとSEとしての経験も10年を超え、ベテランとして、各現場で活躍されている方がたくさんいるかと思います。
みなさん、SEとしての仕事は順調でしょうか?
SEとして働いていると色々な悩みが発生しますよね。
- 理不尽な上司
- 上司からのパワハラ
- 同期の出世
- スキルのかたより
- 組織の歯車
- 急な転勤
これらの悩みは、私がSIerで働いていた時に実際に感じた悩みです。
読者みなさんにも共感して頂けるものが、1つや2つありますか?
特に大手で働いている人は、その会社が巨大であるほど、比例して悩み増えるんではないでしょうか。
この業界に限ったことではないかもしれませんが、IT業界は変わった人も多く、コミュニケーションが難しい人が結構います。
また、ワンマンで自己中心的な人ほど、出世しやすいことが多く、理不尽な上司もたくさんいます。そんな、上司や先輩方に怒られて、潰れていく人もたくさんいます。
私は、日々のストレスになんとか耐えてきましたが、そんなストレスの多い毎日で、定年まで働けますか?
消耗して潰れてします前に、どうにかする必要があります。
私は、転職によって、その状況を打破しました。
転職というと躊躇される読者のかたも多いと思いますが、メリットとデメリットをしっかり分析しておくことが大切です。
そのメリットとデメリットを天秤にかけて、メリットが高ければ転職することが最善の選択になります。
本記事では、転職するメリットとデメリットを理解し、転職する場合のノウハウを有効に活用し、転職成功させるための情報をまとめています。
30代SE転職のメリット
まず最初に、30代で転職する場合のメリットを見ていきましょう。
- ストレスからの解放
- 自分の成長
- 色々なスキルを学べる
- 自分が会社を成長させる
- 尊重される
- 転勤がない
ストレスからの解放
転職することで、職場の人間関係はリセットされます。
いまいち、うまの合わない同僚、上司との関係を忘れて、新しい会社で新しい人間関係を築けます。中途入社の人間は、前職での経験などを尊重されるため、良好な人間関係を築き易いという利点があります。
自分の成長
新しい会社で新しい人間関係を築いていくなかで、自分自身を成長させることができます。
コミュニケーション能力や、新しい場所での適応能力(最速で職場になれ、パフォーマンスを発揮する力)を磨くことができます。
終身雇用が保証されない時代ですので、今、働いている会社がいつ潰れるかわかりません。
万が一、会社がつぶれ、他の会社に転職せざる負えない時に、スムーズに転職できるようになります。
色々なスキルを学べる
IT業界は、新しい開発技術が次から次に生まれてきます。
そのスキルをどん欲に吸収していく必要がありますが、一つの会社にいては、なかなか色々なスキルを学ぶことができません。
しかし、転職によって、新しい会社で新しいプロジェクトに携わることで、今まで携わったことがないスキルを習得することができます。
私の場合、組み込み系(C言語)がメインでしたが、転職によって、オープン系、WEB系、インフラ系に必要なスキルを習得することができました。
尊重される
中途入社というと前の会社での経験がある為、受け入れる側の社員は、ある程度の評価をもって見てくれます。
その為、先入観なく良好な人間関係を築きやすい面があります。
人間は、相手に対して感じたイメージやレッテルは、簡単には払拭できません。
もし、読者のあなたが、今の職場でいまいち合わない同僚や上司などがいる場合は、転職することで、リセットしましょう。
転勤がない
これは大手の場合に特にいえる話です。
大手の場合、日本全国に支店がある為、支店間での転勤が常について回ります。
しかも、銀行や公務員のように一年の決まった時期に辞令が出る訳ではありません。
プロジェクトの切れ目に急な辞令がでることも多々あります。
家庭を持っている方は、特に大変です。
定年まで転勤のリスクに怯えて仕事をしていくのは、精神的にもいいものではありません。
転勤のない会社に転職することで、安定して家庭を守れる生活を手に入れましょう。
30代SE転職のデメリット
では、デメリットはどんなものがあるか、見ていきましょう。
- 退職金が下がる
- 給料が下がる
- 職歴が汚れる
- 周囲に心配をかける
退職金が下がる
退職金制度がある会社で働いてきた場合、退職金の積み立てがストップし清算されてしまいます。
どんどん増えていくはずの退職金が、将来、期待できなくなる為、自分で老後の対策をしておく必要があります。
給料が下がる
給料の交渉次第ですが、給料が減ってしまうリスクがあります。
転職先の会社によりますが、中途入社に対して、どのような給料レンジを適用するのか、新卒入社と同じレンジの場合もありますし、中途用の給料レンジを適用する会社もあります。
入社までのプロセスにおいて、しっかり交渉することをおすすめします。
私が外資系企業に転職した時は、前職の収入をベースにして考慮してもらいました。
反対に日本の会社に転職した時は、年齢毎の給料レンジで決定され、特に前職の収入は考慮されませんでした。
職歴が汚れる
表現が悪いですが、特に短期間での転職を繰り返していると、採用する側の心象は悪くなります。
それぞれの経歴について、転職してきた理由をしっかり説明できればいいですが、説明できないと「すぐに会社を辞める人だ」というレッテルを貼られてしまいます。
別記事でも説明していますが、やはり1社あたり最低でも3年の経験は必要です。
周囲に心配をかける
私自身、社内転職も入れると3回転職しています。
その都度、妻や友人、親にも相談してきました。特に妻には心配をかけたと思っています。
子供もいますし、住宅ローンを抱えている身ですので、新しい職場で順調に仕事ができるのか、ブラック企業ですぐに辞めるような状況になってしまわないか、心配をかけさせてしまいます。
まとめ
30代で転職するメリットとデメリットを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
30代というと、10年以上のIT業界での経験をもっていて、ばりばりと仕事をやっている年代ではないでしょうか。
自分でプロジェクトをハンドリングして、自分で会社を動かしていける、仕事が面白い年代です。
しかし、面白い反面、色々な人との関わりで成り立っている為、色々な悩みが発生するものです。
その悩みを抱えたまま、定年まで働き続けるのか、転職してリフレッシュするのか、判断する材料になればと思います。
何も行動せずに悩むくらいなら、行動して自分を成長させていくほうがいいと私は思っています。
読者のみなさんが、SEとして楽しく働いていけるように、本記事の内容が役立てば幸いです。
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