だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
転職活動を始めたんですけど、自己PRの書き方で悩んでます…。
だいご
自己PRは、一発逆転のチャンスとなる大事なものですので、面接官の心に響くものにしましょう。
ここで爆弾発言です。
「実は、採用するかどうかは、職務経歴書と第一印象で決まっているんです。」
私自身も面接官をしてきましたが、この2つさえ見れば、あなたが会社に必要な人か判断できます。
職務経歴書を見れば、大体のスキルや経験はわかりますし、少し話しただけで、仕事の進め方やコミュニケーションスキルの高さもわかります。
ですので、面接を開始して5分もすれば、この人を採用するべきかは、判断できるんです。
じゃあ、自己PRなんて考えても無駄なのか!?
いえいえ、そんなことはありません。最後の逆転のチャンスとして活きてくるんです。
良い自己PRは、面接官の心を惹きつけ、採用しなくてもいいかなっていう気持ちも変える効果があります。
判定を覆すことがあるんです。
- 希望条件に合った会社がせっかく見つかったわけですから、絶対に内定を勝ち取りたいですよね?
- 「あなたを採用したい!」って思ってもらいたいですよね?
そうであれば、素晴らしい自己PRを作れるように、そのポイントを抑えていきましょう。
本記事では、一発逆転のホームランになり得る「自己PR」について、作り方と注意点を解説していきます。
だいご
この内容を抑えれば、より高い確率で内定ゲット間違いなしですよ!
SE転職での自己PRの作り方
実務経歴書やレジュメ、第一印象で、採用の可否はすでに決まっているという話をしましたが、自己PRも完璧なものにして、確実に内定を取っていく必要があります。
万が一、不採用という判断がされていても、ギリギリのラインであれば、逆転するチャンスはあります。
という訳で、まずは、SE転職における自己PRの作り方について、解説していきましょう。
自己PRは、大きく分けて2つの作り方があります。
- その1:過去の実績をベースにした強みのアピール
- その2:過去の経験とスキルを新しい会社で活かせるかアピール
それぞれ作成してみて、一番魅力的なものをピックアップするのが最もオススメです。
作り方は次の通りで、3つのステップを踏んでいきます。
自己PRの作り方:その1『過去の実績をベースにした強みのアピール』
その1の作り方は、次のステップになります。
- ステップ1:自分の長所・強みを棚卸し
- ステップ2:過去の実績を棚卸し
- ステップ3:この2つで組み合わされるものがないか探す
ステップ1:自分の長所・強みを棚卸し
まず最初に、自分の長所や強みを挙げていきます。
もう挙げられないというところまで、絞り出していきましょう。
- コミュニケーション能力
- 改善する能力
- 誰にも負けないスキル
- リーダーシップ
- 問題解決力
- などなど
第三者の意見を聞くのも有効で、友達や同僚などに聞いてみるのもありです。
意外と自分で気づいていない、強みがあったりします。
ステップ2:過去の実績を棚卸し
次のステップでは、あなたが過去の仕事の中で上げた実績の棚卸しをやります。
あなた的に成功したなぁ~ってことを、思い出してみてください。
- 上司に評価されたこと
- お客様に評価されたこと
- チームをメンバーから評価されたこと
- などなど
挙げられるだけ、どんどん上げていきましょう。
ステップ3:この2つで組み合わされるものがないか探す
最後に、ステップ1と2で共通するものがないかチェックします。
お客様に評価されたことがあったとしたら、自分の長所または強みが活かされていないか?
というようにチェックしていくんです。
自分の長所や強みがあったからこそ、達成できた成果が必ずあるはずです。
どんな細かいことでもいいので、どんどん上げていきましょう。
だいご
どんどん挙げてみると、意外と芋づる式にいろんな実績が出てきますよ!
自分の優秀さに気づくはずです。
自己PRの作り方:その2『過去の経験とスキルを新しい会社で活かせるかアピール』
このパターンについては、職務経歴書を作成しながらやるのがベストです。
ステップ1:過去の経験とスキルを棚卸し
まず、最初にあなたがこれまでに経験した業務を棚卸ししましょう。
何のプロジェクトに何年携わっていて、どんなポジションで仕事をしていたか?具体的に整理しましょう。
<例>
・入社後~2年目:客先常駐でコミュニケーションアプリの開発
・2年目~3年目:コミュニケーションアプリ開発の8人チームのチームリーダー
平行して、各プロジェクトでどんなスキルを使っていたのかも棚卸しします。
- 開発言語は何を使用していたのか
- 開発する時のあなたのポジション
- 通信プロトコルなどの仕様書
- 使用していた開発環境
こういう時のために、普段から自分のスキルをまとめておくのも手です。
2,3年すると、あのプロジェクトでは、どんな開発環境を使用していたのか、ツールやOSなどが思い出せなくなってしまいます。
せっかく経験しているのに、詳細を書けないのはもったいないですよね。
ステップ2:新しい会社の情報を分析
次に、採用企業の情報をチェックします。
採用企業の情報は、企業のHPやエージェントから提供された会社情報をもとに確認します。
具体的には、その企業が携わっているプロジェクトや、取引先企業、自社製品などの情報を集めます。
- どんなプロジェクトに携わっているか?
- 顧客としてどんな企業と取引しているか?
- 自社で開発販売しているシステムやサービスがないか?
だいご
こういった時のために、エージェントを利用しておくと、最新の情報を入手できるので有利です。
エージェントを有効に使って、給料を上げる方法は次の記事で解説しています。
無料プレゼントもありますので、ぜひ、参考にしてください。
ステップ3:この2つで共通するものや親和性の高いものがないか探す
ステップ1とステップ2で集めた情報から、共通するものはないか比較していきます。
比較してみて、共通している仕事や、近いものが無いかを探します。
もし、共通するものがあれば、自分の経験とスキルをもとに会社に貢献できることを、文書化しましょう。
自己PRで気をつけること
自己PRとしてまとめる時に注意するポイントがあります。
それは次の2つです。
- 具体的な数値を使う
- 結論から説明する
①具体的な数値を使う
具体的な数値を使うことで、情報の信頼性が上がると当時に、どのくらいすごいことなのかをイメージし易くなります。
数字として表現するのは、何時間の短縮、削減工数、予算、バグ件数、効率アップといったものです。
- あなたが業務改善を行ったことで、作業時間を50%カットできた!
- あなたがテストの方法を見直したところ、流出バグの件数がゼロになった!
- あなたが業務改善を行ったことで、作業時間を大幅にカットできた!
- あなたがテストの方法を見直したところ、流出バグの件数が減った!
良い例と悪い例を比較するとわかりますよね。
数字を使わないよりも数字を使う方が、どのくらいすごいことをしてきたのか伝わり易くなります。
②結論から説明する
アピールしたいことを、ダラダラ書いてはいけません。
ダラダラと何が言いたいのかわからないことを書かれても、読む方はつらいだけです。
要点を、最初に一言で伝えましょう。
最初に、「私は○○の能力が高く、XXXの開発プロジェクトでYYYという成果を達成しました。」という書き出しで始めるのがオススメです。
その後に、「XXXの開発プロジェクトでのことですが、私はチームリーダーとして、YYYを改善しました。この時に自分の○の能力を活かして…。」
というような書き方です。
結論から初めた後に、自分の良いところを裏付けるエピソードを交えていきましょう。
職務経歴書(レジュメ)の自己PRの書き方
職務経歴書は、あなたの職務経歴とスキルを整理した資料になるわけですが、最後に自己PRを記載するのが普通です。
記載スペースとして、文字数の制限はありませんが、600~800字くらいにするのがおすすめです。
文字数が多すぎるのが一番ダメなパターンです。
3つくらいの項目を挙げて、それを1項目あたり200字くらいでまとめるのが一番読みやすいでしょう。
1項目200文字で、合わせて600~800文字です。
面接での自己PR
面接では、職務経歴書とは違って、これだ!っというものを一つアピールしましょう。
あなたの中で、誰にも負けない一押しの実績と能力です。
面接でも、数字を使うことと、結論から話すことは忘れてはいけません。
まずは、最初のフレーズで興味を引いて、詳細な内容を話しましょう。
また、話す時は、当時の気持ちを思い出しながら、苦労した点、良かった点を気持ちを込めて話しましょう。
だいご
感情を込めて話したことは、相手の心に響きますよ。
まとめ ~自己PRの作り方~
ということで、転職活動における自己PRの作り方や注意点について、解説してきました。
採用する側としては、あなたの経歴や第一印象で、採用するかどうかは、おおよそ決定しています。
あなたがどんな仕事をする人なのか、面接での受け答えを見るだけで、大体わかってしまいますし、職務経歴書で裏付けされます。
少しでも良く見せようと、取り繕ってもあまり意味はありません。
しかし、自己PRだけは、しっかり吟味して準備しておくことで、面接官の心象を変える可能性を持っています。
職務経歴と第一印象では、伝わらなかった「あなたの本当の魅力」をアピールするチャンスです。
さらに、面接官との距離を近づけるチャンスでもあります。
自己PRで興味を持ってもらうことで、あなたをより良く知ってもらい。
一緒に仕事をしてみたいと思ってもらえる可能性も大いにあります。
ぜひ、自分だけでなく、第三者の声を聞いて、より良い自己PRを準備しましょう。
同僚に聞いてもらうことはできませんが…。友達の声を聞いたりするのも手です。
一番ベストなのは、転職のプロである転職エージェントに添削してもらうことです。
次の記事では、転職エージェントを活用することで、給料を上げる方法を解説しています。
使えるものは、何でも使って、あなたの転職を成功させましょう!
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
現状に満足せず、より向上したいと考えることは大切なことですよね。
あなたの希望を叶える最初の一歩として、転職情報を集めましょう。
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