だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
IT業界の人材が不足するっていう情報は、たびたび見かけますよね。
「SEって将来的に不足するんですか?待遇がさらに良くなったりしますか?」
結論としては、不足しますし、待遇が良くなることは必然です。
これから先、AIを中心とした技術の普及が爆発的に進み、SEやITエンジニアの需要は増えます。
当然、需要が増えれば、待遇がより良くなっていきます。
しかし、本当にそうでしょうか?
40代、50代と働き続けた時に、自分に需要はあるんでしょうか?
需要があるのは、あくまでも、20代、30代…。
かつ、時代にマッチしたスキルを持っている人かもしれません…。
そうならない為にも、将来的にどんなスキルが必要になるのか。
スキルを習得するために、今のうちにやっておくべきことは何なのか解説していきます。
残業の多さ、給料が低いなどの今の仕事に対する不満。
新しいことを学ぶ機会が少なく、スキルが伸びない。なんて悩みもあるでしょう。
そういった悩みを解決し、来るべき将来、明るい未来になるように行動していきましょう。
データで見るSEの不足
まず、最初にどのくらいSEが不足してくるのかを見ていきましょう。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査結果によると、次のような状況となっています。
引用元:IPAの人材白書
ユーザー企業・・・IT以外の事業を生業とする企業
IT企業・・・IT関連の事業を生業とする企業
ユーザー企業
ユーザー企業の場合、2015年から2019年にかけて着実に不足してきています。
「大幅に不足している」という回答が30.3%から39.5%に増加し、10%近くアップしているところから、現場の逼迫が目に見えます。
IT企業
たいして、IT企業はどうかというと、若干増加しているイメージです。
27.8%から29.2%に変化しているものの、上がったり下がったりを繰り返しているようです。
2つのデータから言えること
この二つのデータから言えるのは、やはり、SEの不足は着々と進行しているということです。
5年後、10年後と考えると、さらに深刻度は増すでしょう。
さらに、ユーザー企業の方が、IT関連の人材不足が深刻だということです。
ユーザー企業ですので、情報部門や、社内SEと呼ばれる職種になりますが、不足しているのは意外です。
最近、転職界隈でも社内SEが注目されている為、供給(なった人)は増えているかと思いきや、まだまだ、不足しているのが現実のようです。
この現実がある為、ユーザー企業では、IT人材の内製化でなんとかSEを確保しようとしています。
内製化というのは、自社社員のITスキルを向上させ、システム開発の上流工程ができるような人材を育てることです。
IPAのデータでも裏付けされていますが、やはり、SEの不足は日に日に増していると言えます。
不足によるピンチは、チャンスでもあります。
人材が不足しそうなスキルを先取りで習得していくことで、40歳、50歳と安定して働くことができるでしょう。
実際にSE不足だと感じること
では、実際の状況はどうかというと、人が足りないのは本当です。
私の会社でも、人のリソースが足りたことはなく、常に募集を出している状態です。
常に募集を出している=ブラックなんじゃ?
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
給料も業界的には申し分ありませんし、残業もほとんどありません。
良い人材が来ない原因は、募集要項が魅力的じゃないんだと思いますので、ここは、総務と共に改善していかなければならない部分です。
また、転職エージェントの情報を見ても、求人案件の多いことに驚かされます。
昔ならあまり見かけなかった社内SEの求人が増えてきているのも、現在の特徴です。
昨今、DXが注目されており、IT化に乗り遅れることは、会社を続けていく上で致命的なダメージを受けます。
そうならない為にも、DXを推進してIT化を進めるために、社外から必要な人材を集めているんです。
意外と、そういう案件は条件がいいので、今の職場で悩んでいる人は、検討する価値が絶対にあります。
今後不足するSEとは
IT業界として全体的にSEが不足していくわけですが、特に不足するのはどんなSEなんでしょうか。
SEも色んな種類があって、スキルも幅広い職業です。
その中でも、特に不足しがちな業界に身をおけば、おのずと給料も跳ね上がっていくでしょう。
さらに、いろんな企業からの引く手あまたで、ヘッドハンティングされまくりです。
そんな、夢のような将来が期待されるのが、次の技術に関連したエンジニアです。
今後特に不足するSE
- AI
- ビッグデータ
- ロボット
車の自動運転や、ドローンなど一般の人でも聞いたことがあると思いますが、それらの技術にも深く関連しているのが、前述の3つの技術です。
今後もこれらの技術をベースにしたシステム開発は進んでいくので、より良い待遇で働くことができるでしょう。
もし、あなたが働いている会社でこれらに関連した開発を行っているのなら、部署移動などを希望して、そのプロジェクトにアサインされるように調整していきましょう。
オンラインの教材を使用すれば、自分で学ぶこともできますが、現場で通用するレベルになるには、かなりハードルが高いとも言えます。
SE不足の時代で活躍する方法
SEとしてすでに活躍されているあなた。
実際の声として、「今さら、AIを学ぶ機会は無いなぁ…。」と嘆いている人もいるんじゃないでしょうか。
予算的に恵まれている会社であれば、社外の研修会やセミナーでPythonを勉強したり、AWSを学んだりできるかもしれません。
しかし、それはあくまでも研修に合わせたレベルであり、実際に業務でやるのは次元が違います。
そう考えると、現実的な方法は、今のスキルを活かせる会社で、盤石なポジションをつかみ取ることです。
おすすめしたい2つの活躍方法は、次の通りです。
活躍する方法
- 方法1:ベンダーSEとして働く
- 方法2:社内SEとして働く
方法1:ベンダーSEとして働く
自社製品としてシステムを開発、販売している会社で働く方法です。
SEの不足が深刻になるほど、会社間でのSEの取り合いになることが想定されます。
そういった時に、ベンダーSEとして技術力の高いSEは重宝されます。
また、自社製品にAIを活用した機能追加を行う場合も多く、その時に、AIに関連したスキル習得をするチャンスもあります。
追加機能を内製ではなく、別ベンダーに発注する場合もありますが、納入時にしっかりと説明を受けれるので、改造や保守をしながらスキルを習得することが可能です。
AIに限らず、最新のスキルを習得するチャンスにも恵まれ続ける点で、おすすめしたいSEです。
ただし、自社製品が弱いと、SESなどで客先常駐に早変わりするリスクもありますので、会社の情報を念入りに精査する必要があります。
その点で、会社のことを研究されていて、過去から現在までの業務状況を把握しているエージェントに相談することも最良の方法です。
方法2:社内SEとして働く
もう一つオススメなのは、社内SEとして、会社の情報システム部で働くことです。
大きい会社であれば部門化されていますが、中小であれば、システム担当として働くことになります。
DXの流れで、各社ともにIT化を推進している中で、特に注目されているSEであるため、今後ともに、活躍が約束されています。
ただし、スキルアップしづらい部分もあるので、注意が必要です。
ベンダーに丸投げせずに、自ら学んで習得していく強い意思があれば、大丈夫です。
まとめ
というわけで、今後のSE不足問題と、SEの待遇について解説しました。
今現状も、好待遇となっているSEですが、今後、さらに好待遇を約束されていることがわかって頂けたと思います。
SEとして働いているあなたの将来は明るい!って確信したんではないでしょうか?
そのままでも、将来は約束されていますが、現状に甘んじず、より良い条件を目指して行動しましょう。
特に私がおすすめしているSE 2種類は、私自身も働いてみて、自信をもっておすすめできるSEです。
関連記事でもメリット、デメリットを紹介していますので、ぜひ参考にして、あなたをより輝かせるSEを探しましょう。
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
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