だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。
SEって、大変とか激務で体を壊すとか聞きますけど、実際どうなんですか?
だいご
確かに10年前はそうでしたね。
でも、今はそこまでひどくありませんし、SEの種類を見極めれば大丈夫ですよ。
たしかにAさんが言っているように、「SEってなんか大変そう」とか「激務で残業しまくり」っていうイメージがありますよね。
定時で帰れることがなく、かならず残業…。
毎日、終電で帰るのが当たり前…。
だいご
定時は21時。21時から残業とか意味のわからないことも言ってました…。
噂を聞いただけでSEになんてなりたくないって思っちゃいます(^^;
でも、本当にそうなのかしっかり見極めましょう。
私自身も15年以上にわたって、SEとして働いてきました。
転職もして、色んな会社で色んなSEとして働き、現場の状況を誰よりも知っています。
そんな私があなたに伝えたいのは、「SEって今は平和」っていうことです。
激務だ!大変だ!残業だ!
何ていうのは昔の話です。
今の時代、そんな鬼のような現場は激減していますので、安心してください。
変な噂にだまされて、SEという素晴らしい仕事に就くチャンスを逃す方が大変です。
SEは、人の役に立てますし、やりがいもあって、面白い仕事です。
だいご
IT業界を一度、脱出して戻ってきた自分が言うんですから間違いありません。
本記事では、SEのリアルな現場の状況をレポートしつつ、SEって大変じゃないってことを解説していきます。
SEって激務で大変なの?
IT業界以外の人と話をすると、SEって大変そうだよねぇ。
って、けっこう言われます。いまだに。
でも、実際は、ぜんぜん大変じゃないですし、こんなに充実した仕事ないです。
とは言え、10年前はすごかったです。そのころの話は次の記事にまとめています。
10年前まですごかったのは、2000年頃にあったITバブルの名残りと言えます。
ITバブルの頃は、IT業界自体が成熟しておらず、業界全体が残業してでも終わらせるのが当たり前のイケイケな状態でした。
予算が異常に高く、いくら残業しても赤字にならないようなプロジェクトが溢れていた時代です。
さらに、IT業界の地位が確立しておらず、その影響でSEや、ITエンジニアの地位も低いのが原因でもありました。
しかし、今は違います。
ITバブルが終焉を迎え、プロジェクト予算も抑え目になってきました。
その影響で、残業してでも終わらせる時代が終わり、少ない作業時間で効率よく開発終わらせて、いかに儲けるかという時代にシフトしているのです。
さらに、どの業界でも、ITが欠かせない存在となっており、それに伴い、IT業界の地位が確立されてきています。
ますます、SEとして働きやすい環境が整ってきているのです。
SEって残業すごいの?
では、実際に残業がどのくらいあるのか、私の経験を元に見ていきましょう。
人が大変って感じる一番の原因は、仕事が終わらないことによる残業だと言えます。
仕事がたくさんあって、期限も迫っている厳しい状況だからこそ、残業してでも終わらせなければなりません。
そういった意味で、残業が少ない会社は良い会社です。
私が実際に働いてきた会社での月当りの残業時間は、次の通りです。
平均残業時間 | 最高残業時間 | |
---|---|---|
大手SIer(客先常駐):5年目 | 40時間 | 120時間 |
大手SIer(客先常駐):10年目 | 20時間 | 50時間 |
外資系企業(社内SE) | 5時間 | 10時間 |
ソフトウェアベンダー | 10時間 | 20時間 |
「平均残業時間」は、年間平均での残業時間で、「最高残業時間」は、働いている間に一番残業した月を表しています。
こうして見てみると、大手SIerの初めの頃が突出しています。
あくまで、ITバブルの名残で予算もたっぷりあって、デスマーチとか盛んに言われていた時代です。
デスクの上には、リポDとコーヒーのセットが必ずセットしてありました…。
そんなITイケイケの時代が終焉し、予算も抑えられ、働き方改革が叫ばれるようになると、残業時間も収束します。
今では、平均して10時間くらいがほとんどです。
特に外資系では、残業すると怒られましたし、よほどの理由がないと残業できませんでした。
しかし、残業が減って、ハッピーになっているようにも見えますが、仕事の効率化はかなり言われるようになりました。
短い時間でいかに成果を出すか、生産物の質と量を上げていくかが大切になってきています。
つらいSEと楽なSEって何が違うのか?
私の場合、かなり残業が減っているようにみえますが、どんなSEとして働いているかも大きなポイントです。
SEの種類を間違ってしまうと、残業が多い状況は変わりません。
では、どんなSEがいいのか、3社での15年以上のSE経験をもとに挙げると次の2つです。
- 社内SE … IT以外の会社の情報システム部
- ソフトウェアベンダーSE … 自社製品を持っている会社のSE
また、これら2つをおすすめする理由は次の通りです。
- 社会貢献
- 人の役に立てる
- やりがいが大きい
- 長く安定して働ける
とにかく働いていて、やりがいが大きく、将来が明るいと感じられるSEで、自分の仕事次第で、会社を変えることも大きくすることもできます。
また、顧客であるエンドユーザーと直接、接することができる為、ニーズの吸い上げから、システムへの落とし込みまで、一貫した仕事ができるのも大きな魅力です。
さらに、仕事の量も自分の状況に合わせて調整し易いというのも魅力です。
家族の行事や、体調、プライベートな理由によって仕事をセーブしたい時に、自分で仕事量を調節できるんです。
そのおかげで、顧客と直接やり取りできる為、システムのリリース時期調整や、着手時期の調整をし易いんです。
それぞれのSEについて、仕事の内容を下記の記事にまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
対して、つらいSEと言えるのは、SIerなどで客先常駐で働くSEです。
色んなお客様のもとで働けるので、色んな経験ができるというのは大きなメリットです。
しかし、実際のエンドユーザーと直接やり取りできるわけではないので、仕事の調整がしづらい面があります。
客先常駐SEのリアルな仕事内容は次の記事にまとめています。
私が経験してきたSEについて、それぞれの仕事内容、メリット、デメリット、成功する方法を次の記事にまとめています。
これさえ読めば、SE業界のリアルな裏側まで知ることができますよ。
SEになって良かったこと
大学卒業後、15年以上に渡ってSEを続けてきましたが、SEになって一番良かったと思ったことは、「自分の得意分野によって人に貢献できる」ということです。
他にも色んな良かったことがありますが、これが一番良かったことであり、一番のやりがいになっていることです。
最近、DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれていて、企業はデジタル技術の活用によって、業務やビジネスの改革が必須の時代となってきています。
この時代に変われない会社は、淘汰されてしまいますので、あなたはSEとして会社の中心的立場で、会社を変えていかなければなりません。
大きな責任があるものの、非常に大きなやりがいがあると言えます。
まとめ
というわけで、「SEってなんか大変そう」とか「激務で残業しまくり」というイメージについて解説してきました。
昔は、大変でしたが、そんな時代は終わった。というのが結論です。
リアルな私の残業時間も含めて説明しましたが、ほとんど残業もありませんし、やりがいしかない素晴らしい仕事です。
DXも注目されてきている時代の中で、ますます、SEとしてのポジションは、重要なものになってきています。
もし、SEになるのを躊躇していたり、SEを辞めたいという人がいるようなら間違いです。
SEは今もこれからも最高の職業です。
私は一度、SEを辞めてIT業界から逃げ出したことがあります。
結果、半年で戻ってきてしまいました…。その時の失敗は次の記事に…。
半年で戻ってきてしまうくらい、他の職業と比較しても、SEは良かったんです。
それくらい、SEという仕事は最高です。
さぁ、あなたもSEとしての仕事を一緒に始めませんか?
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
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