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SEの採用、募集要項はここを見ろ!ブラックを避けるポイント【その1】

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SE転職相談員
だいご

こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいご(⇒プロフィールはこちら)です。

転職を考えているAさん

転職活動を始めたんですが、会社の募集要項ってどんな風に見ればいいんでしょうか?

SE転職相談員
だいご

色んな情報が詰まっているので、どこを見るか悩みますよね。

転職活動を始めると、色んな会社の採用情報を見ることになります。

ITエンジニアや、SE採用に関わる大切な情報が詰まっている募集要項。

初めて見る人にとっては、どこを見ればいいのかピンとこないところもありますよね?

ちゃんと見ないで、面接を受けて、無事採用!

でも、入ってみたら、残業の毎日、仕事の内容も合わない!

なんてことになりかねません…。

そうならないためにも、募集要項をしっかり確認し、失敗しないようにしなければなりません。

とは言っても、どんな風に確認するのか難しいものですよね…。

そんなあなたのために、本記事では、募集要項を見るときに抑えておくべきポイントを解説します。

これさえ、抑えておけば、年収アップ、スキルアップを勝ち取り、明るい将来が見えてくるでしょう。

募集要項の見分け方

会議

募集要項って、とても大切です。

その内容をもとに、面接対策をやったり、実際に入社して仕事をしていく訳です。

いかに、募集要項から情報を集めるか、同業他社と比較するかということが、大切になります。

では、どんなところに注意してチェックするべきなのか、募集要項に掲載されている下記の項目ごとに、説明していきます。

募集要項の内容
  • 会社情報
  • 仕事内容
  • 勤務地
  • 勤務時間
  • 給与
  • 年収
  • 昇給・賞与
  • 諸手当
  • 休日・休暇
  • 福利厚生

※本記事では、会社情報と仕事内容を解説。

会社情報

会社情報は、その名の通り、会社の情報を簡単にまとめた情報です。

募集要項に記載の情報と、さらにHPからも情報を集めることをおすすめします。

その上で、この項目で注意すべきなのは、次の項目です。

会社情報の内容

  1. 設立
  2. 従業員数
  3. 事業内容
  4. 主要取引先
  5. その他

①設立

設立情報から、その会社の履歴を確認できます。

この中で、下記の2つポイントを確認しましょう。

ポイント1:設立から何年経過したのか?

設立からの期間が長い会社は、それだけ、今後も安定して会社が存続する可能性が高いことを表しています。

目安として、設立後、10年以上経過している場合は、安心して仕事ができるでしょう。

会社が潰れない利点もありますが、さらに、会社としての制度が成熟しているというメリットもあります。

具体的には、給料や有休などの制度が確立されているので、入社後に改悪されるような確率も低くなります。

逆に設立から間もない新しい会社は、業務量が安定していないことが多く、潰れるリスクが高くなります。

さらに、客先常駐の仕事をメインとした会社も多いため、業務内容を含めて総合的に判断する必要があります。

業務内容に、自前のパッケージ製品やオリジナルのシステムがあるならば、良い会社と言えます。

自前のシステムが無い場合は、客先常駐での収入が主流となるため、あまりおすすめできません。

設立されたばかりの会社で、客先常駐をメインとしている会社は要注意です。

ポイント2:どんな部署があるのか?

どんな部署があるのか把握しておくことも大切です。

特に部署名をチェックすることをおすすめします。

部署名から、その部署が何の業務をやっているか想像できない会社は、客先常駐がメインの会社となるため、あまりおすすめできません。

業務内容も、常駐先の会社によって、変わってしまいますし、40代、50代と働き続けるのは厳しいといえます。

逆に、部署名からどんな開発を行っているか想像できるような会社は、当たりです。

自社の製品の開発を通して、スキルアップできますし、長く働き続けることも可能です。

②従業員数

従業員数は、あなたが何を求めて転職するかによって、選択するべき範囲が変わってきます。

あなたが、もし人間関係に疲れて、転職をする場合は、従業員の少ない中小企業をおすすめします。

逆に、待遇の改善を求めるなら、従業員数の多い大企業を選択するべきです。

表に見えない大企業と中小企業の違いや、働く上での葛藤は次の記事にまとめています。

③事業内容

事業内容で注意すべきなのは、色々幅広くやっている会社ほど、危ないということです。

色んな業務をやっている = 客先常駐 (お客様次第で仕事内容が変わる)

という公式が成り立つからです。

SE未経験で転職する場合は、客先常駐でスキル不足をカバーするのも手ですが、そうでない場合は、あまりおすすめしません。

自社製品がしっかり掲載されていて、その製品の開発に携われそうな会社を選択する方が、長く働けますし、スキルアップもできます。

④主要取引先

主要取引先からも、その会社がどんな仕事をやっているかを判断できます。

この主要取引先に、家電メーカーの名前や、通信会社などの名前が掲載されている場合は、要注意です。

主要取引先 = 客先常駐先

と言うことができるからです。

自社で、悠々自適に仕事が出来ない為、仕事をする環境としてはあまりおすすめできません。

客先常駐でプロジェクトが終わる度に、働く場所が変わってしまうのも落ち着きませんし、いつ終わるかわからない不安と付き合っていくのも大変です。

それよりも、主要取引先に自社製品を使用している会社が掲載されている方がおすすめです。

どのくらい、自社製品が使われているのか判断する材料にもなりますし、この取引先が多いほど、安定して働くことができます。

⑤その他

会社のHPなどで、会社の情報を見ると、下記の文言が記載されいる場合があります。

主労働者派遣事業 派XX-XXXXXX

この記載も要注意です。

客先常駐よりも危険な、派遣のリスクにさらされることになってしまいます。

客先常駐もつらいですが、派遣はもっと大変です。

プロジェクト毎に現場を転々とするどころか、プロジェクトの途中で首を切られます。

しかも、仕事内容の質が悪く、テスト要員だったり、ソースコード作成要員となってしまうこともあります。

そうなると、スキルアップも望めませんし、上流工程を経験するということもできません。

仕事内容

仕事内容を見ることで、その会社でどんな仕事をするのか判断することができます。

会社側としては、見る人をワクワクさせるような内容にしていますが、注意が必要です。

特に「幅広い業界に携われます!」とか、「可能性は無限大!」というようなフレーズがある場合は、注意です。

こういった会社は、やはり客先常駐となるため、将来性を考えるとおすすめしません。

SES契約や、請負契約で働くことになってしまいます。

逆に若いうちに「色んな現場で色んな経験を積みたい!」という人にはぴったりです。

おすすめしたい会社は、2つ以上の自社製品があって、どちらかに携わっていくというのが、明確に記載されている会社です。

こういった会社は、ソフトウェアベンダーであるため、上流工程からすべての工程に携わることができる利点があります。

対顧客と直接やりとりする経験は、将来的にコンサルにキャリアアップすることも可能にします。

スキルアップ、システム全般を見る経験を積めるため、おすすめの会社と言えます。

まとめ

成功

というわけで、募集要項を見る上で大切なポイントを解説してきました。

今回は、その1として、会社情報と仕事内容に注目しましたが、この2つの情報を見るだけでも、あなたがどんな仕事をするのか?

さらに、どんな立ち位置で仕事をするのか?客先常駐?PG?

ということがわかります。

(募集要項については、その2記事としてまとめますので、記事のアップまで少々お待ちください。)

客先常駐という仕事のやり方も良い部分もあるため、完全には否定しませんが、20代までか、未経験の場合の最初の会社としては、良いかもしれません。

客先常駐のメリット・デメリットは次の記事でまとめていますので参考にしてください。

転職活動をする際は、ブラックか?ホワイトか?しっかり見極めましょう。

転職エージェントの言いなりになってはいけません。

あなたの将来を明るいものにするかは、あなた次第です。

今回紹介したポイントをしっかり抑えて、比較していけば大丈夫ですよ!

SE転職相談員
だいご

それでは、楽しいSEライフを!

SEとして悩んでいるあなたへ
SE転職相談員だいご
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