だいご
こんにちは!SE歴15年以上、SE転職相談員のだいごです。(⇒プロフィールはこちら)
「SEから異業種への転職を考えているけど、どんな理由にすればいいんでしょうか?」
今回は、そんな疑問にお答えします。
SEとしてやってきたあなたが、悩みに悩んで違う業種への転職を決意した時、転職の理由をどう説明すればいいのか?
非常に悩ましいものです。
同じSEとして、違う会社に転職する場合は、スキルを伸ばしたいとか、経験をより活かせるといった理由で説明し易いんですが、異業種となると別です。
なぜ、SEというキャリアを捨てて、違う業種への転職を決意したのか?
そこをしっかり説明できないと、採用側として、納得して採用ができません。
せっかく、お金と時間をかけて採用しても、すぐに辞めてまたSEに戻るんだろうなぁ…。
なんて思われてしまいます。
そう思われない為には、SE以外の企業でも活かせる能力があり、それを前向きに活かしたいというアピールが必要になります。
本記事では、職務経歴書や面接で具体的にどう説明するか?
安心して採用してもらうためのポイントについて解説していきます。
SEから異業種への転職を成功させる理由の選び方
では、どんな転職理由にすれば、異業種への転職に成功するんでしょうか。
まず、異業種への転職でも、採用企業に採用したいと思わせる必要があり、そのポイントが以下の通りです。
採用してもらうためのポイント
- すぐに辞めずに続けてくれそう
- 転職理由がしっかりしている
- 応援してあげたい
このポイントをおさえて、転職理由を説明していく必要があり、ポイントから外れてしまうと、採用企業側に安心して採用をしてもらえません。
このポイントを絶対に外さないために、次に説明するネガティブな理由とポジティブな理由をしっかり理解しておく必要があります。
転職失敗する転職理由
基本的に言えることは、ネガティブなことを理由とした転職は失敗します。
あなたもお分かりだと思いますが、例えば次のような理由です。
- 上司とうまくいかなかった
- 同僚とあわなかった
- 残業が多くて辛すぎた
- 人とのコミュニケーションが苦手
- 転勤になった
- 出張が多い
もし、これらの事が本当の理由だとしても、表に出すのは辞めましょう。
絶対に採用されません、その理由をそれぞれ説明します。
①上司とうまくいかなった
サラリーマンとして仕事をしていると、必ず直属上司がいるわけですが、その上司とうまくいっていないというのは、理由として挙げてはいけません。
どこの会社にいっても合う合わない上司はいて、そのたびに転職する人なのかと思われてしまいます。
15年以上、SEとしてやってきたからこそ言えます。
完璧な上司なんていません。
上司からの歩み寄りも当然必要ですが、部下としていかにうまく上司とコミュニケーションをとって、仲間に付けるか、守ってもらうという考え方が大切です。
②同僚とあわなかった
これも上司の件と同じように、同僚と合わないことは良くあることです。
人間関係にストレスのない職場など存在しません。
必ずストレスのもとになる嫌な人もどこの会社でもいますし、IT業界ならなおさらそういえます。
この業界は変な人が多い…。
そういった人ともうまく付き合っていけるように、気にせず楽しくやっていく考えが大事です。
③残業が多くて辛すぎた
残業時間が多くてやめたくなる気持ちもわかります。
ブラック企業で、毎日、日付が変わるまで残業している人なら、理由としてあげることも問題ありませんが、月40時間程度であれば、理由としては弱いでしょう。
最近は、定時帰りが当たり前の時代になってきていますが、会社で働く上で、残業ができない人というのはイメージがマイナスです。
年中、残業しろとはいいませんが、繁忙期は我慢して残業してでも仕事をやりとげる気持ちは大切です。
④人とのコミュニケーションが苦手
黙々とパソコンの前で作りこむことが好きでSEになったのに…。
実際は、お客様との仕様調整や打ち合わせなど、人とのコミュニケーションが大切な仕事だった…。
コミュニケーションが苦手で転職を考える人もいるかもしれませんが、SE以外の仕事もこの能力が必要です。
世の中でこのコミュニケーションが必要ない仕事はほぼありません。
⑤転勤になった
大企業への転職を狙っている場合、特に理由としてあげてはならないものです。
大きな会社は、給料が良く非常に魅力的な反面、各地に支店があり、必ず支店への転勤がついてきます。
これを理由にすると、転勤の辞令がおりると必ず辞める人だと思われます。
転勤になってもやめないという意志をもって臨みましょう。
表向きだけでいいんです。入社してから、転勤が決まった時にまた転職すればいいです。
⑥出張が多い
これも転職理由としては弱いでしょう。
1年以上の長期出張が続くようであれば、使っても問題ありませんが、やはり、会社によります。
転職先の企業で、どのくらい長期出張があるかにもよりますが、もし、ある場合、行けないとは言えません。
事前に企業の就業状況をリサーチするか、転職エージェントに聞いて総合的に判断する必要があります。
転職成功する転職理由
逆に転職に成功する理由は、ポジティブなことを理由とした転職になります。
例えば次のような理由です。
- 将来的に自分がやりたいことを実現できる
- その業種を理解した上でやりたいと思った
- ITスキルを活かして業務改善
- リーダー経験を活かせる
①将来的に自分がやりたいことを実現できる
自分の中で将来的なビジョンがあって、そのビジョンを実現するステップとして、その会社が適しているという理由です。
例えば、将来的に地元を盛り上げたいとか、この業種を盛り上げたいというビジョンを持っていて、その会社に入ることで業種の事を理解でき、今後の自分のビジョン実現に近づける。
といった、採用側も納得できて、ポジティブな理由です。
②その業種を理解した上でやりたいと思った
今、働いている会社で作ったシステムを、実際に使っている業種に興味をもった。
とか、何かのきっかけでその業種の素晴らしさに触れる機会があり、SEよりもやりたいと思った。
など、その業種に触れる機会があり、その魅力とやりがいを知って働きたいと思った。
という理由も納得できる理由です。
③ITスキルを活かして業務改善
SEで学んだITスキルを活かせるところがその会社にある。
「その会社をITの力でどんな風に成長させられるか」具体的な提案があれば、より信頼性が高まります。
採用する側も、あなたを採用するメリットを具体的に想像できるので、かなり有効な理由です。
この場合は、社内SEというような働き方に近くなってくるでしょう。
普段は、その会社でSE以外の業務を行いながら、掛け持ちでSEとしての仕事もこなすイメージです。
④リーダー経験を活かせる
あなたがもし現在の職場でプロジェクトリーダーやチームリーダーなど、人をまとめる立場にある場合は、その経験を活かせることを理由としてあげることはありです。
転職先の会社でもリーダーとして職場をまとめてくれる人や、管理職候補を求めていた場合は、効果的かつ、色々な業種に使える理由になります。
人を管理していた経験は、どこの職場でも有効ですし、そういった立場にあったこと自体、評価されます。
まとめ
ということで、SEが異業種への転職をする時に、面接や書類選考で使える理由を説明しました。
本記事で解説した、成功する理由と、失敗する理由をしっかり理解し、採用担当から一緒に働きたいと思ってもらえるように転職理由を練りこみましょう。
異業種への転職だとしても、理由がしっかりしていれば転職は成功します。
ITの知識を活かせない職場はありません。
企業としてのDXも重視されてきており、SE経験者を必要としている会社は増加しています。
だいご
それでは、楽しいSEライフを!
現状に満足せず、より向上したいと考えることは大切なことですよね。
あなたの希望を叶える最初の一歩として、転職情報を集めましょう。
効率よく転職情報を集めるには、転職エージェントを使うことが必須です。
転職エージェントは、あなたの現在の市場価値を分析したうえで、あなたのスキルとキャリアに合う転職情報を提供してくれます。
しかも、無料でやってくれますので、使わない手はありません。
また、優良な転職情報は、求人を出した瞬間にすぐに決まってしまいます。
常にアンテナを張っておくことで、良い求人が出てくるのを待っている必要があります。
以下は、私自身が、いつも利用している転職エージェントです。
登録する際は、2か所以上に登録することで、世の中にあるSE求人を網羅できます。
※マイナビのプロモーションを含みます。
大手マイナビのITに特化したエージェントです。
20代、30代向けの求人に強く、求人数は1万件以上あります。大手にもかかわらずエージェントの質も完璧で、話が通じやすいところが素晴らしいです。
※レバテックキャリアのプロモーションを含みます。
IT業界に強い転職エージェントといえばレバテックキャリアです。
特化型であるため、エージェントの技術に対する知識も高く、自分の要望を良く理解してくれますし、大手エージェントでも持っていないような求人を持っています。
各社からの情報収集も時間をかけて行っているので、コネクションをしっかり作っていることを求人の内容から感じます。
また、転職成功させるためのアドバイスとサポートを多岐にわたってもらえました。